- 調剤薬局の管理栄養士、思ってたのと違った
- 管理栄養士としての成長がないと感じる
- もう辞めようかな・・・
こういった悩みを抱えていませんか?
管理栄養士として調剤薬局に入社したものの、想像していた仕事と現実にギャップがあり、不満を感じている人は多いです。

実際、私の友人にも調剤薬局の仕事内容に不満を抱えて辞めた管理栄養士がいます。
もし、このまま何もせずにただ業務をこなしているだけなら、「管理栄養士の資格を持った店舗スタッフ」で終わってしまうかもしれません。
そんな状況を避けるためにも、今後の管理栄養士としてのキャリアについて見つめ直すことは大切です。
そこでこの記事では、調剤薬局で働く管理栄養士のキャリアと今後の選択について解説します。


キャロット
- 管理栄養士経験10年以上(病院3年、委託給食8年)
- 栄養指導、献立作成、工場立ち上げの実務経験あり
- 最高役職:課長補佐
- 金に目がない、管理栄養士でも高年収をあきらめたくない
- 転職で年収100万アップを実現
調剤薬局の管理栄養士としての今後に迷いを感じている方は、ぜひ最後まで読んでください。
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調剤薬局の管理栄養士をやめたい理由


調剤薬局で働く管理栄養士が辞めたいと思う理由は以下の内容があります。
- 薬局事務の仕事がほどんど
- 栄養指導ができない
- 将来性に不安を感じる
薬局事務の仕事がほどんど


調剤薬局の管理栄養士を辞めたい理由の一つに、事務作業や雑務が多すぎることがあります。
実際、調剤薬局では、仕事の9割が事務作業や雑用に費やされ、管理栄養士としての業務は1割程度というケースも珍しくありません。
そのため、管理栄養士業務を期待した人にとって、事務作業がメインの仕事に不満を感じ、辞めたいと思うことがよくあります。
栄養指導の機会が少ない


調剤薬局の管理栄養士を辞めたい理由の一つに、「栄養指導の機会が少ない」という点があります。
栄養指導がしたくてこの職場を選んだ人も多いはず。調剤薬局は地域に密着しているため、住民に近い場所で栄養指導ができることに魅力を感じますよね。
しかし、実際に働くと、栄養指導の機会はかなり少なく、想像とのギャップに不満を抱くことも多いです。そのため、もっと他の職場で働きたいと感じてしまうこともよくあるでしょう。
将来性に不安を感じる


調剤薬局の管理栄養士を辞めたい理由の一つに、将来性への不安があります。
調剤薬局では、専門的な経験や知識を深める機会が少ないため、管理栄養士としての将来に不安を感じることも多いです。
せっかく努力して取得した国家資格の管理栄養士。理想の管理栄養士像を描いていた方もいますよね。しかし、その理想に近づけず、悩んでしまうこともあるでしょう。



管理栄養士の友人が、他の職場で経験を積み、やりがいを持って働いているのを見ると、劣等感を感じてしまう人も多いです。
管理栄養士が調剤薬局でうまくやっていく方法


調剤薬局で働く管理栄養士が活躍するためには、どうすればよいのでしょうか?
実際に調剤薬局で働く管理栄養士が、どのような工夫や取り組みをしているのか、例を紹介します。
栄養相談の場を自分で作る


調剤薬局の管理栄養士の中には、栄養相談の場を自ら作り上げ、確立させた人もいます。
例えば、処方箋を持ってきた患者さんに声をかけ、無料で栄養相談を提案する。最初は1日1件と目標を立て、それを続けた結果、2年目には有料で栄養相談をできるように。次第に栄養士の仕事が増えていったそうです。
このように、栄養相談の機会がないなら、自分から動いて作り出す積極性が、調剤薬局の管理栄養士には必要です。
チラシやポップ作りを行う


調剤薬局の管理栄養士の中には、チラシやポップ作りを通じて、自分にできることを考え取り組んでいる人もいます。
調剤薬局では、健康食品や栄養補助食品、アレルギー対応食など、管理栄養士の知識を活かせる商品が多くあります。こうした商品に対して、分かりやすいポップやチラシを作成することで、管理栄養士としての専門性を発揮できます。
このような取り組みは、調剤薬局に栄養士がいることへの認知度を高めます。その結果、栄養相談の問い合わせが増えるなど、栄養士としての仕事が増えることにも繋がります。
料理教室を開く


調剤薬局の管理栄養士の中には、料理教室を開いている人もいます。
例えば、糖尿病や腎臓病などの治療用食品を使った料理教室など。病気の人の中には、治療用食品を知っていても、味が合わず利用できていない人もいます。
そういった人に向けて、おいしく食べれる工夫やレシピを紹介することで、治療用食品をより手に取りやすくなるアプローチができます。
管理栄養士が調剤薬局を辞める前に考えるべきこと


調剤薬局では、栄養士の仕事が確立していないこと多いので、管理栄養士は自ら考え動いていく姿勢が求められます。
とは言え、積極的に動くことが苦手な管理栄養士もいると思います。まだ誰もしていないことを切り開いていくのって、とても勇気がいりますよね。最初は周りからの批判も少なからずあると思います。



私も積極的なタイプではないので、これらが難しいことはとてもよくわかります。
調剤薬局は辞めて、他の職場で管理栄養士として専門知識を深めていきたいと思うなら、それでもいいと思います。調剤薬局に限らず、自分に合った職場を求めることは誰でもあるからです。
調剤薬局の管理栄養士を辞めようと思ったら、次の2つを事前に考えてみましょう。
自分の「やりたい」を明確にする


まずは、管理栄養士として自分の「やりたいこと」を明確にしましょう。自分の希望がはっきりしていないと、新しい職場に行っても、また同じように悩んでしまう可能性が高いです。
そのため、まずは自分の理想の管理栄養士像を明確にし、それを実現できる職場を見つけることが大切です。
▼やりたいことの例
- 臨床の場で活躍する管理栄養士になりたい
- 栄養指導の仕事に関わっていきたい
- 調理現場で1から学びなおしたい
自分の希望によって、今後どのような職場がいいかが見えてきます。
栄養指導をする方法は他にもある


栄養指導がやりたくて辞める場合、職場を変えなくても栄養指導をする方法があることも検討しておきましょう。
たとえば、副業で特定保健指導をすることでも、栄養指導の経験を積むことができます。転職しても栄養指導の現場で働けるとは限りません。慣れている今の職場で働きながら、副業で栄養指導をする方が実は良い選択肢となる場合もあります。
いろいろな可能性を考慮し、自分にとって最適な方法を判断しましょう。
特定保健指導について調剤薬局から転職する際の注意点


調剤薬局の管理栄養士を辞めて転職を考える際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
転職は苦労する可能性がある


転職にはある程度の困難が伴うことを前提に考えておきましょう。なぜなら、管理栄養士の転職では、実務経験がある方が有利に働くことが多いためです。
特に臨床現場での勤務を希望する場合、他の職場で実務経験を積んだ管理栄養士に差をつけられやすいです。また、臨床の管理栄養士職は希望者が多いため、競争も激しくなります。
そのため、熱意や自分の強みをしっかりとアピールできないと、希望する職場に就職するのは難しくなる可能性があります。
受け身だと思われないよう注意する


転職理由の言い方を間違えると、受け身だと思われてしまう可能性もあるので注意が必要です。
例えば転職理由を「栄養指導がしたかったが、機会がなかった」と言ってしまうと、「環境のせいにして自分から行動しない人なのか」と捉えられることがあります。そうすると、受け身だと思われ、マイナスの評価に繋がってしまいます。
転職理由は前向きなる内容を意識し、やる気をアピールすることが大事です。
まとめ:後悔のない選択をしよう


この記事では、調剤薬局で働く管理栄養士のキャリアと今後の選択について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 調剤薬局で活躍する管理栄養士は自ら仕事を切り開いている
- 調剤薬局が合わないと感じたら、転職も選択肢の一つ
- 自分がやりたいことを明確にすることが大切
- 実務経験がない場合、転職には苦労する可能性がある
調剤薬局に入社した管理栄養士は、理想と現実のギャップに悩むことが多いです。
まだ管理栄養士の役割が確立されていないこともあり、積極的な行動が必要です。
しかし、自ら切り開いていくのが苦手だと感じる方も多いでしょう。
ただし、調剤薬局の管理栄養士は実務経験で差をつけられやすく、転職に苦労することが多いので、転職エージェントなどプロのサポートを受けることをおすすめします。
まずは、相談から始めてみてください。
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