管理栄養士が給料を上げる方法7選!年収100万アップに成功した私が解説

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  • 管理栄養士は給料が低すぎる。
  • もっと年収を上げたい。
  • 本当に効果のある給料アップ方法を教えて!

こんな悩みを抱えていませんか?

管理栄養士は国家資格を持ちながらも、給料が低い職種です。仕事内容は大変で責任も重いのに、給与がなかなか上がらずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、悩んでいるだけでは給料は上がりません。本当に給料をアップさせたいなら、計画的に行動を起こすことが大切です。

そこでこの記事では、私が年収100万アップに成功した事例も踏まえ、管理栄養士が給料をアップする7つの方法について解説します。

この記事を書いた人

キャロット

  • 管理栄養士経験10年以上(病院3年、委託給食8年)
  • 栄養指導、献立作成、工場立ち上げの実務経験あり
  • 最高役職:課長補佐
  • 金に目がない、管理栄養士でも高年収をあきらめたくない
  • 転職で年収100万アップを実現

結論から言うと、管理栄養士の給料アップに一番効果的なのは転職です。

今の年収を数年後に100万以上増やしたいと思っている人は最後まで見てください。

目次

管理栄養士が給料を上げる実践方法7つ

管理栄養士が給料を上げる実践方法は、以下の7つです。

  • 高収入の職場へ転職する 
  • 専門性スキルを磨く
  • 昇進を目指す
  • 給料交渉する
  • 長く勤める
  • 副業する
  • 独立する

①高収入の職場へ転職する

管理栄養士が給料アップさせるためには、高収入の職場へ転職することが効果が出やすいです。

キャロット

実は私も転職のおかげで、年収が100万近くアップしました。

▼その時の源泉徴収票です。給与・賞与の「支払い金額」が年収です。

転職による変化転職前転職後
年収338万429万
月給22万30万

 転職前後を比較すると、年収は91万円月給は8万円アップしました。この翌年に、年収438万になったので結果的に年収100万アップになりました。

これは、転職だからこそ達成できた金額です。

この転職について詳しくはこちら転職で年収100万アップした理由

この例から、管理栄養士の給料アップには、転職が有効であることが分かります。

キャロット

もし今の職場が、給料アップの見込みがない場合は、転職を検討してみましょう。

給料が高い職場を知りたい方はこちら管理栄養士の給料が高い職場

②専門性スキルを磨く

管理栄養士が給料をアップさせるためには、専門的なスキルを磨くことも非常に効果的です。管理栄養士の仕事は幅広く、例えば▼以下のようなさまざまな専門性があります。

  • NST
  • 栄養指導
  • 経腸栄養
  • 小児栄養
  • がんの病態栄養
  • 腎臓病の病態栄養
  • 糖尿病の病態栄養
  • 摂食嚥下
  • 食物アレルギー
  • 特定保健指導
  • 在宅訪問
  • 献立作成
  • 給食経営

さらに、これらには資格があるものもあります。資格を取得することで、職場によっては給料アップも狙えます。資格の例は▼以下の通り。

  • 認定管理栄養士
  • 特定保健指導担当管理栄養士
  • 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士
  • 在宅訪問管理栄養士
  • 公認スポーツ栄養士
  • 食物アレルギー分野管理栄養士
  • 小児栄養分野管理栄養士
  • がん病態栄養専門管理栄養士
  • 腎臓病病態栄養専門管理栄養士
  • 糖尿病病態栄養専門管理栄養士
  • 摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士
  • 在宅栄養専門管理栄養士

これらは、日本栄養士会で認定されている資格です。資格を取ることは知識の証明に繋がるので、この先に転職を考えている人にも大きな武器となります。

詳しい資格についてはこちら管理栄養士のキャリアアップにつながる資格

キャロット

専門性に特化して知識・経験を積むことで、管理栄養士としての価値を高め、給料アップに繋がります。

③昇進を目指す

管理栄養士が給料をアップさせるためには、昇進を目指すことも有効です。管理栄養士の職場では、平社員のまま高い給料を目指すのは難しいことが多いです。

平社員の昇給額は年に0~5000円程度。

しかし、管理職に昇進すると、管理職手当を受け取ることができ、1~3万円程度の給料アップにつながります。平社員よりも、昇進は明らかに給与が増えます。

キャロット

私が管理職になったとき、手当が3万円付き、さらに基本給も上がりました。昇進は確実に給与アップに繋がります。

ただし、注意が必要なのは、管理栄養士の職場には管理職のポジションがないことも多いです。施設に管理栄養士が1~2名の場合、そもそも役職自体が必要ないことがあります。

昇進を目指す場合は、管理職のポジションが用意されている職場に勤める必要があります。

④給料交渉する

管理栄養士が給料をアップさせるためには、給料交渉も非常に有効です。実際に、給料交渉で給料が上がることは意外とあります。

キャロット

私の知り合いにも「給料が低いので転職します」と伝えたところ、給料アップしてもらえ、転職を思いとどまった人がいました。

転職は、職場や仕事内容、人間関係、通勤手段、距離など、さまざまなことが変わります。今の職場で給料アップする方が、負担が少なくて済みます

特に、▼以下のような人は給料交渉をしてみる価値があります。

  • 入社して3年以上が経過している
  • 何かしらの成果を上げている(例:指導件数の増加・コスト削減など)
  • 新たな専門的資格を取得した
  • 周りと比べて仕事量が多い
  • 責任のある仕事が多くなってきた

これらに該当し、まだ交渉したことのない人は、勇気を出してみましょう。

具体的な交渉方法についてはこちら管理栄養士の給料交渉の仕方

⑤長く勤める

管理栄養士が給料をアップさせるためには、長く勤めることも有効です。勤続年数が伸びることは、給料アップに繋がります。

▼以下のグラフは、管理栄養士の勤続年数における年収の変化です。(令和5年賃金構造基本調査より)

このグラフから、勤務年数が長くなるほど年収が上がっていることが分かります。そのため、長く働ける職場を見つけたら、できるだけ長く勤めることをおすすめします。

ただし、もともと給料が低い職場の場合、長く勤めても最終的に年収が低いまま終わってしまうこともあります。一定以上の給料水準がある職場で働くことが重要です。

管理栄養士の給料についてはこちら管理栄養士の給料事情

⑥副業する

管理栄養士が給料をアップさせるためには、副業をすることも有効です。本業だけでは給料アップが難しい場合、副業を取り入れることで高収入を目指すことができます。

しかし、管理栄養士の職場では副業禁止のところも多いため注意は必要です。

キャロット

私が勤務していた病院や委託給食会社でも、副業は禁止されていました。

最近は副業ができる職場も多くなってきましたが、必ず就業規則を確認しておきましょう。

一般的におすすめされている副業には以下のようなものがあります。

  • せどり
  • 動画編集
  • プログラミング
  • ウェブデザイン
  • ハンドメイド
  • 動画配信
  • ブログ・アフェリエイト
  • コンテンツ販売
  • コンサルタント

管理栄養士を活かせる副業であれば、以下のようなものがあります。

  • Webライター
  • 食事指導(ダイエットなど)
  • 特定保健指導
  • 健康系記事の監修
  • 栄養価計算

プライベートの空き時間を有効に活用できそうな方に、副業はおすすめです。

⑦独立する

管理栄養士が給料アップするには、フリーランスとして独立することも有効です。フリーランスになると、案件ごとの報酬が高くなるため、高収入を得ることが可能です。

しかしフリーランスは収入を安定させることが難しいので、独立後の仕事や収入の見込みがない場合はあまりおすすめできません。

最初は副業から始めてみて、独立しても収入面で問題なさそうと判断できた段階で、フリーランスになることをおすすめします。

実際にフリーランスとして働く管理栄養士の仕事内容は、▼以下があります。

  • 特定保健指導や高齢者訪問、疾病管理指導
  • 栄養や健康に配慮したレシピ制作
  • 料理教室の開催
  • 食や栄養に関するWebライター業務
  • 栄養や食に関するセミナーでの講師
キャロット

ちなみに、私は業務委託で広報活動などを行っています!(年収はまだまだです…!)

フリーランスは、成功すれば収入は無限に広がりますが、失敗すると収入がゼロになり、生活が困難になるリスクも伴います。だからこそ、フリーランスとしての道を選ぶ際は、慎重に決断を下すことが大切です。

管理栄養士が給料をあげる方法をまとめると▼以下の通り。

  • 給料の高い職場へ転職し
  • (その際に給料交渉をする
  • 専門的スキルを磨き資格を取り
  • 管理職に昇進し、
  • その職場で長く勤めることが管理栄養士が給料をあげる現実的な方法です。それに加えて
  • 副業を始めると、さらに高収入を目指すことができます。そして副業の収入が本業を上回り、今後も収入が増える見込みがある場合は
  • 独立して仕事を増やしていくことで、高収入を狙うことができます。

給料アップのために必要なこと

給料アップを実践する前に、取り組んでおきたいことがあります。▼この3つがしっかり整っていることが、給料アップに繋がる条件となります。

  • 実績の積み重ね
  • コミュニケーション能力の向上
  • 明確なキャリアプランの設定

実績の積み重ね

管理栄養士の給料アップのためには、まずは管理栄養士としての実績を積むことが不可欠です。そもそも管理栄養士としての専門的な実績がなければ、交渉や転職をしても給料アップには繋がりません。

  • 管理栄養士としての経験が3年未満などまだ少ない人
  • 今まで重要な仕事を任されたことがない人

これらに当てはまる人はまずは基本的な業務から。基礎や土台をしっかりさせることが大事です。

例えば、管理栄養士として習得したいのは、▼以下のような業務があげられます。

  • 栄養指導
  • 栄養管理
  • 献立作成
  • 調理業務
  • 発注業務
  • 衛生管理

職場によって仕事内容は異なるため、これらすべてを網羅する必要はありません。しかし、給与やキャリアアップを目指すためには、まず基本的な業務を理解し、それを基に新たな挑戦をしていくことが大切です。

コミュニケーション能力の向上

管理栄養士の給料アップのためには、コミュニケーション能力も欠かせません。なぜなら、管理栄養士は様々な人々と関わりながら仕事を進める仕事だからです。

具体的には、▼次のような人々と連携・やり取りを行います。

  • 患者さん
  • 医療スタッフ
  • 厨房スタッフ
  • 外部の業者(食品業者、委託業者、受託業者)

業務を進めるためには、交渉力や調整力、状況に応じた柔軟な対応が求められます。コミュニケーションがうまく取れないと、仕事が円滑に進みません。結果として、キャリアや給与アップのチャンスを逃してしまう可能性があります。

キャロット

私も管理栄養士として10年以上働き、コミュニケーションの大切さを痛感しました。

管理栄養士にコミュニケーション能力が必要な理由

管理栄養士の年収アップには、コミュニケーション能力は必須となります。

明確なキャリアプランの設定

管理栄養士が給料をアップするには、明確なキャリアプランを持てているかどうかが重要です。目標を設けずやみくもに働くだけでは、成長の方向性が見えづらく、ゴールへの道が分からなくなってしまうからです。

例えば、▼以下のような具体的なキャリアビジョンを設定しましょう。

  • 特定の分野に特化した管理栄養士になる
  • 現職で上位管理職を目指す
  • 在宅栄養指導の道へ進む

自分のキャリアの方向性を明確にすることで、次にするべき行動が明確になり、実現に近づきます。それは最終的に年収アップに繋がります。

管理栄養士のキャリアプランの立て方

給料が上がる管理栄養士の特徴

給料が上がりやすい管理栄養士には、共通する特徴がいくつかあります。▼以下の5つのポイントを押さえて、自分のキャリアに活かしていきましょう。

  • 勉強を怠らない 
  • コミュニケーション能力が高い
  • 行動力がある
  • 目標がある
  • 情報収集を欠かさない

勉強を怠らない

給料が上がる管理栄養士の特徴1つ目は、勉強を怠らないことです。管理栄養士の国家資格に合格した後、実はそこからがスタートです。社会人になってからも、実践的な知識や技術を学び続ける必要があります。

キャロット

私も新卒で病院に就職したとき、実務をこなすには試験勉強で得た知識だけではまったく足りないことに気づきました。

管理栄養士として高収入を狙うには、周りと差をつけるため常に勉強し、専門性を高めていくことが大切です。

コミュニケーション能力が高い

給料が上がる管理栄養士の特徴2つ目は、コミュニケーション能力が高いことです。管理栄養士は多くのスタッフや患者と関わるため、円滑なコミュニケーション能力が不可欠です。

コミュニケーションが得意な人は、周囲との連携もうまく、また患者との信頼関係も築きやすいです。良好な関係が築けることで、昇進や責任のあるポジションに繋がりやすくなります。

行動力がある

給料が上がる管理栄養士の特徴3つ目は、行動力があることです。

例えば、今より良い転職先を見つけたとき、すぐに行動に移せるかどうかは非常に重要です。行動力がない人は、悩んでいるうちにチャンスを逃してしまいます

自分のキャリアや給料を向上させるためには、タイミングを逃さずに積極的に行動することが大切です。

目標がある

給料が上がる管理栄養士の特徴、4つ目は目標があることです。

ただ日々の業務をこなしているだけでは、成長が難しく、給料も上がりづらくなります。

しかし、明確な目標があれば、それに向かって努力することができるので、その努力が成長に繋がります。成長できることで、自然と評価が高まり、給料アップにも繋がります。

情報収集を欠かさない

給料が上がる管理栄養士の特徴5つ目は、情報収集を欠かさないことです。

管理栄養士の知識は日々進化しています。社会人になった後は、自分から積極的に情報を取りに行かなければ、新しい知識を得ることができません。情報収集を怠ると、気づかないうちに知識が古くなり、古い情報のままで業務を進めてしまいます。

また、転職を考える際にも、より良い条件の求人情報をキャッチできなければ、理想の職場に転職することは難しくなります。

情報収集ができる人は、結果的に給料アップに繋がりやすくなります。

給料を上げるための心構え

管理栄養士が給料を上げるために、必要な心構えがあります。▼次の2つです。

  • 前向きにコツコツ
  • 失敗を恐れず挑戦する

前向きにコツコツ

まずは、前向きにコツコツ取り組むことです。給料を上げたいと思ったとき、「すぐ大幅に年収アップしたい」と考える人は多いでしょう。

しかし、管理栄養士の仕事において、一気に給料を上げることは難しいです。

それ相応の実績を積み重ね、数年をかけて徐々に上げていくことが現実的です。

まず自分に何ができるかをしっかりと考えます。焦らず、着実にステップアップしていくことが、最終的には大きな成果を生み出します。

失敗を恐れず挑戦する

失敗を恐れずに挑戦することも非常に大切です。自分の目標を立てても、いざ今の状況を変えるとなると躊躇してしまう人は意外と多いです。

挑戦しなければ、現状は変わりません。

挑戦することで、成長のチャンスを手に入れることができるので、失敗を恐れず取り組んでみましょう。

まとめ:給料アップへの行動を起こそう

この記事では、管理栄養士が給料をアップする7つの方法について解説しました。

要点をまとめると▼以下の通り。

管理栄養士が給料をあげる方法は、

  • 給料の高い職場へ転職し
  • (その際に給料交渉をする
  • 専門的スキルを磨き資格を取り
  • 管理職に昇進し、
  • その職場で長く勤めることが管理栄養士が給料をあげる現実的な方法です。それに加えて
  • 副業を始めると、さらに高収入を目指すことができます。そして副業の収入が本業を上回り、今後も収入が増える見込みがある場合は
  • 独立して仕事を増やしていくことで、高収入を狙うことができます。

管理栄養士が給料を上げていくには戦略的に取り組んでいく必要があります。

まずは給料の高い職場に転職できるよう、情報収集から始めてみましょう。

まだ転職エージェントに登録していない方はぜひ活用してみてください。

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