管理栄養士のスキルアップの資格って何がある?
こういった悩みをお持ちではありませんか?
「管理栄養士としてもっとキャリアアップしたい」という想いをお持ちの方で、更なる資格取得を考えることもあると思います。しかし、食関係の資格はたくさんありすぎて、どれが本当に役に立つのか迷ってしまうことも多いです。
キャリアアップに役立つ資格をお探しの方は最後まで見てください。
管理栄養士が資格取得の際に知っておきたいこと
管理栄養士は、日本における栄養分野の専門家として非常に高いレベルの資格です。そのため、管理栄養士の資格を持っている人が更なる資格を取得する際には、その目的を明確にすることが重要です。
目的は以下の2つに分かれます。
- 管理栄養士としてキャリアアップに繋げたい
- 管理栄養士としての幅を広げたい
この目的をはっきりさせないと、資格を取得しても本当に役立つかどうかが変わってきます。
そのため、野菜ソムリエは、野菜に関する知識を深めたい、または管理栄養士としての幅を広げたいという目的には適していますが、キャリアアップを目指す資格としてはあまり効果的とは言えません。
資格を取得する際には、このように目的をしっかりと見極め、その目的に合った資格を選ぶことが大切です。
管理栄養士のキャリアアップを目指せる資格
管理栄養士の専門性を深め、キャリアアップに繋がる資格は、以下の通りです。
認定管理栄養士
認定管理栄養士は、「栄養の指導」について責任をもって実践できるレベルに到達したことを認める資格です。
以下の専門領域があります。
- 臨床栄養
- 学校栄養
- 健康・スポーツ栄養
- 給食管理
- 公衆栄養
- 地域栄養
- 福祉( 高齢・障がい、児童)栄養 等。
・資格の有効期間:認定日より5年
・申請条件
- 管理栄養士の免許を持っている
- 管理栄養士の実務経験が5年以上ある
- 指定の単位を取得している
- 年に1テーマ以上のキャリアシート作成している
- 「栄養指導」に関する学会での発表を1回以上かつ学会に3回以上参加している
・取得の流れ
- 申請書類の確認:資格審査(書類審査)
- 一次審査(筆記試験)
- 二次審査(事例報告の考査)により合否判定
特定保健指導担当管理栄養士
特定保健指導担当管理栄養士は、特定保健指導で一定以上の資質と活動実績を備えた管理栄養士であることを認める資格です。
- 資格の有効期間:制度見直し中
- 申請条件:制度見直し中
- 取得の流れ:制度見直し中
静脈経腸栄養管理栄養士
静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士は、経腸栄養管理や静脈栄養管理を含めた総合的な栄養管理の実践力をつけた管理栄養士であることを認める資格です。
・資格の有効期間:認定日より5年
・申請条件:下記のいずれかを満たす管理栄養士であること
- 病院他に2年以上の勤務経験があり、現在も静脈経腸栄養管理を行っている、又は静脈経腸栄養管理に携わることを目指している管理栄養士
- 管理栄養士養成施設で臨床栄養学分野を担当している教員(助教以上)
・取得の流れ
- 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士認定研修会を受講
- 認定試験を受ける
- レポートの審査結果、認定試験の結果をもって合格
在宅訪問管理栄養士
在宅訪問管理栄養士は、療養者が在宅での生活を安全かつ快適に継続でき、さらにQOLを向上させることができる栄養食事指導(支援)の技術を備えた管理栄養士であることを認める資格です。
・資格の有効期間:認定日より5年
・申請条件
- 日本栄養士会の会員であり、日本在宅栄養管理学会の正会員で管理栄養士であること
- 管理栄養士の登録から5年以上経過し、病院・診療所・高齢者施設などにおいて管理栄養士として従事した日数が通算で900日以上(週休2日と仮定して、3年6か月以上の期間が必要です)であること
・取得の流れ
- e-ラーニングを受講
- 認定試験を受ける
- 在宅訪問栄養食事指導実施・実践症例検討報告レポートを提出
公認スポーツ栄養士
公認スポーツ栄養士は、現場のニーズに的確に応えることのできるスポーツ栄養の専門家であることを認める資格です。
・資格の有効期間:認定日より4年
・申請条件
- 管理栄養士であること
- 公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で満22歳以上であること
- スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること
- 日本スポーツ協会と日本栄養士会が認める者
・取得の流れ
- スポーツ栄養ベーシックコース講習会を受講
- 必要書類の提出
- 公認スポーツ栄養士養成講習会を受講
- 共通科目Ⅲ検定試験を受ける
- 専門科目集合講習会を受講
- 専門科目検定試験を受ける
食物アレルギー分野管理栄養士
食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士は、食物アレルギーに関する根拠に基づいた診断と治療の最前線を学びながら現場を振り返り、リスクマネージメントを考慮した安全な食の提供と栄養教育をめざす専門家であることを認める資格です。
・資格の有効期間:認定日より5年
・申請条件
- 日本栄養士会の会員であること
- 管理栄養士・栄養士として従事した日数が3年以上であること
- 所定の研修を修了していること
・取得の流れ
- 食物アレルギー基礎研修の修了
- 食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士認定研修の修了
- 課題・活動レポートの提出
- 認定試験(筆記試験)を受ける
小児栄養分野管理栄養士
小児栄養分野管理栄養士・栄養士は、小児にかかわる管理栄養士・栄養士として広い知識・技術を修得し、疾患・症状・栄養状態に適した栄養食事指導(支援)ができるスペシャリストとして認める資格です。
・資格の有効期間:認定日より5年
・申請条件
- 日本栄養士会の会員であること
- 管理栄養士・栄養士として従事した日数が3年以上であること
- 所定の研修を修了していること
・取得の流れ
- 指定研修(Step1.2.3)の修了
- 事例報告の提出
- 認定試験(筆記試験)を受ける
がん病態栄養専門管理栄養士
がん病態栄養専門管理栄養士は、がんの栄養管理・栄養療法に関する実践に即した高度な知識と技術を習得し、よりがんに特化した管理栄養士として認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 管理栄養士であること
- 日本栄養士会および日本病態栄養学会の会員であること
- 日本栄養士会認定「認定管理栄養士(臨床栄養)」または、日本病態栄養学会認定「病態栄養専門または認定管理栄養士」を取得していること
・取得の流れ
- 指定の実施修練を満たす
- 実地修練で指定の5症例を経験する
- がん領域の認定単位を30単位以上取得する
- 試験を受ける
腎臓病病態栄養専門管理栄養士
腎臓病病態栄養専門管理栄養士は、腎臓病に関連する病態と栄養の知識および専門的技術を習得し、臨床経験を積んだ管理栄養士として認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 管理栄養士であること
- 日本栄養士会および日本病態栄養学会の会員であること
・取得の流れ
- 病態栄養認定管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士または臨床栄養認定管理栄養士を取得後1年以上の実務経験を有していること。
- 腎臓病領域の講習を20単位以上を取得する
- 腎臓病患者の栄養管理の実績2症例を提出する。
- 指定する学会の総会・地方会および関連する研究会などで腎臓病に関する筆頭発表を1回以上する
- 試験を受ける
糖尿病病態栄養専門管理栄養士
糖尿病病態栄養専門管理栄養士は、糖尿病に関連する病態と栄養の知識および専門的技術を習得し、臨床経験を積んだ管理栄養士として認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 管理栄養士であること
- 日本栄養士会および日本病態栄養学会の会員であること
・取得の流れ
- 病態栄養認定管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士または臨床栄養認定管理栄養士を取得後1年以上の実務経験を有していること。
- 糖尿病領域の講習を20単位以上を取得すること。
- 糖尿病患者の栄養管理の実績2症例を提出する。
- 指定する学会の総会・地方会および関連する研究会などで糖尿病に関する筆頭発表を1回以上する
- 試験を受ける
摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士
摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士は、摂食嚥下リハビリテーションの基本的知識と栄養管理に関する技能を修得し、医療機関や介護(福祉)施設とともに在宅においても、摂食嚥下障害を持つ患者や家族に対し栄養管理と専門的な食・栄養支援を行うことでQOL向上に貢献できる管理栄養士として認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 管理栄養士免許を有している
- 日本栄養士会および日本摂食嚥下リハビリテーション学会の会員である
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士の取得者である
- 以下の認定条件を満たしていること
- ① 管理栄養士を取得後5年以上の実務経験を有し、摂食嚥下障害を持つ者(児)に関わる栄養管理に通算3年以上従事していること。
- ②日本栄養士会および嚥下リハ学会が指定する研修(以下、「摂食嚥下リハ栄養専門研修」という)の履修を必須とする。
- ③ 摂食嚥下機能に関する実績5症例および実務経験歴を提出すること。
- ④摂食嚥下に関する筆頭発表、もしくは筆頭論文を過去3年間のうち1篇以上有すること。
・取得の流れ
- 申請条件を満たす
- 筆記試験を受ける
在宅栄養専門管理栄養士
在宅栄養専門管理栄養士は、在宅療養者における複雑で解決困難な栄養の問題を有する重症疾患等の個人や集団に対して、高度な知識や技術を有し、個々の生活状況を踏まえた在宅栄養管理を通じてQOLの支援ができ、かつ在宅栄養管理にかかわる地域の他(多)職種と協働するための栄養管理システムの構築に携わり、その継続した協働ができる管理栄養士として認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 管理栄養士免許を有している
- 日本栄養士会および日本在宅栄養管理学会の会員である
- 公益社団法人日本栄養士会特定分野認定制度 一般社団法人日本在宅栄養管理学会認定「在宅訪問管理栄養士」の取得者である
- 以下の認定条件を満たしていること
- ①管理栄養士を取得後5年以上の実務経験を有し、「在宅訪問管理栄養士」を取得し、かつ在宅療養者に関わる栄養管理に通算3年以上従事していること
- ②指定の研修を履修している
- ③厚生労働大臣が定める特別食が必要と認めた者等へ、医師の指示に基づき栄養管理を実施したうち、下記のうち2分野以上で5症例を提出し、審査に合格すること:「摂食嚥下機能低下」「 慢性腎臓病」「 がん」
- ④在宅栄養管理に関する筆頭発表又は筆頭論文を過去3年間のうち1回以上有すること。
・取得の流れ:
- 申請条件を満たす
- 筆記試験を受ける
日本糖尿病療養指導士
日本糖尿病療養指導士は、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有していること
- 下記の(1)(2)(3)の条件を全て満たしている医療施設において、過去10年以内に2年以上継続して勤務し糖尿病患者の療養指導業務に従事した方で、かつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行ったこと
(1)当該施設に勤務する、以下の(イ)(ロ)のいずれかに該当する医師が、糖尿病療養指導にあたり受験者を指導していること
(イ)常勤または非常勤の日本糖尿病学会専門医
(ロ)日本糖尿病学会の会員で糖尿病の診療と療養指導に従事している常勤の医師
(2)外来で糖尿病患者の診療が恒常的に行われていること
(3)糖尿病の患者教育、食事指導が恒常的に行われていること - 受験者が2.の「糖尿病療養指導業務に従事した期間」に当該施設で携わった糖尿病療養指導の自験例が10例以上あること
- 講習(eラーニング)の受講を修了していること
・取得の流れ
- 申請条件を満たす
- 筆記試験を受ける
栄養サポートチーム(NST)専門療法士
栄養サポートチーム専門療法士は、静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有していると認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
以下を全て満たしていること
- 日本栄養治療学会員である
- 国家資格取得後3年以上(管理栄養士/看護師…他)
- 栄養サポート業務 従事経験:国家資格取得後3年以上医療・福祉施設に勤務し、そのなかで栄養サポートに関する業務に従事した経験(年数不問)があること
- JSPEN学術集会 参加:本会1回[10単位]以上参加
- NST専門療法士受験必須セミナー 受講:1回[10単位] 以上受講
- 合計30単位の取得。
- JSPEN認定教育施設における40時間の実地修練 修了
・取得の流れ
- 申請条件を満たす
- 筆記試験を受ける
NSTコーディネーター
NSTコーディネーターは、NSTに関する高次なレベルの知識と技術を修得して、NSTをコーディネートすることができ、NSTで指導的な役割を果しうる医師または病態栄養専門(認定)管理栄養士と認める資格です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 日本病態栄養学会の会員である
- 病態栄養専門(認定)管理栄養士である
・取得の流れ:
- 指定の学会活動を10単位取得する
- 申請書・推薦状・NSTチームとして栄養評価を検討した自経3症例を提出する
管理栄養士の知識の幅を広げる資格
管理栄養士としての知識の幅を広げることができる資格は以下の通りです。
資格名 | 交付機関 | 公式サイト |
栄養経営士 | 一般社団法人日本栄養経営実践協会 | https://www.nutrition-management.jp/qualifications/ |
HACCPコーディネーター | 一般社団法人日本HACCPトレーニングセンター | https://www.jhtc-haccp.org/member/coordi.html |
NR・サプリメントアドバイザー | 一般社団法人日本臨床栄養協会 | https://www.jcna.jp/supple/ |
患者給食受託責任者 | 公益社団法人日本メディカル給食協会 | https://www.j-mk.or.jp/business/course/detail01/ |
食品保健指導士 | 公益社団法人日本健康・栄養食品協会 | https://www.jhnfa.org/hoken.htm |
健康運動指導士 | 公益財団法人健康・体力づくり事業財団 | https://www.health-net.or.jp/shikaku/ |
食育インストラクター | 特定非営利活動法人NPO日本食育インストラクター協会 | https://www.npo-shokuiku.com/shikaku/ |
フードアナリスト | 一般社団法人日本フードアナリスト協会 | https://foodanalyst.jp/ |
フードコーディネーター | 特定非営利活動法人日本フードコーディネーター協会 | https://www.fcaj.or.jp/ |
アスリートフードマイスター | 株式会社アスリートフードマイスター | https://athlete-food.jp/ |
調理師 | 都道府県知事 | https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=78322000 |
野菜ソムリエ | 一般社団法人日本野菜ソムリエ協会 | https://www.vege-fru.com/contents/hp0002/?No=141&CNo=2 |
これらは、管理栄養士が持つ基礎知識を他の分野に応用したり、新たな分野を学ぶための資格です。
食の資格は、この他にも様々なものがあります。抜粋して載せています。
栄養経営士
栄養経営士とは、栄養管理のチームマネジメントに関する臨床スキル、コミュニケーションスキル、リスクマネジメント、コンプライアンス、人材育成など多岐にわたる知識を習得し、かつ、実務の現場において広くその知識・経験を発揮できる、「栄養管理の経営」を担う専門職です。
・資格の有効期間:3年
・申請条件
- 「管理栄養士(実務経験2年以上)
- 「栄養経営士」資格認定基礎講習修了者
・取得の流れ
- 「栄養経営士」資格認定基礎講習を受ける
- エントリー・書類提出
- 試験を受ける
HACCPコーディネーター
HACCPコーディネーターは、食品企業のHACCPチームの一員として、HACCP計画の策定、運用、検証などに携わるHACCP実務者です。
・資格の有効期間:3年
・申請条件:下記のいずれか
- JHTC認定HACCPコーディネーター養成ワークショップ修了者
- その他のJHTC認定HACCPワークショップ修了者
- JHTC認定HACCPワークショップ修了者と同等以上の能力を有すると認められる者
・取得の流れ
- 「HACCPコーディネーター養成ワークショップ」を修了する
- 申請書類を提出する
NR・サプリメントアドバイザー
NR・サプリメントアドバイザーは、厚生労働省のガイドラインに100%対応した内容の通信教育を受講後、年1回の認定試験に合格して日本臨床栄養協会に認定された、一般の消費者に対して保健機能食品やサプリメントについて、専門的観点から個々人の栄養状態を評価し、適切にアドバイスできる資格者のことです。
・資格の有効期間:5年
・申請条件
- 日本臨床栄養協会の会員
- 【初回受講】NR・サプリメントアドバイザー講座(通信教育)を受講している
・取得の流れ
- 日本臨床栄養協会に入会する
- 【初回受講】NR・サプリメントアドバイザー講座(通信教育)を受講する
- 認定試験を受験する
患者給食受託責任者
患者給食受託責任者は、患者給食の業務委託するにあたり、病院と受託者間の円滑な運営を維持するため、受託側に配置が必要な責任者のことです。
・資格の有効期間:個人の資格として一生有効
・申請条件:下記のいずれか
- 栄養士の資格を有する者にあっては、通算6ヵ月以上患者給食業務に従事した経験を有する者。
- 調理師の資格を有する者にあっては、通算2年以上患者給食業務に従事した経験を有する者。
- 学校教育法に基づく高等学校卒業以上の学歴を有する者にあっては、患者給食業務に通算3年以上従事した経験を有する者。
- 前各号と同等以上の技能及び学歴を有すると認められること。
・取得の流れ
- 全課程における単位をすべて修了する
- 演習問題が各単位ごとの点数がすべて6割以上取得する
- 患者給食受託責任者資格認定委員会の承認を得る
食品保健指導士
食品保健指導士は、健康食品についての正確な情報を消費者に提供できるスペシャリストです。
・資格の有効期間:5年
・申請条件:
- 高等学校以上を卒業し、健康食品関連業務に従事している方または従事した方
- 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、管理栄養士、栄養士、看護師、 保健師、助産師、臨床検査技師、登録販売者またはこれらに相当すると認められる方
- 当協会理事長が受講能力を有すると認めた方
・取得の流れ
- 講習会を受講
- 認定試験を受ける
健康運動指導士
健康運動指導士とは、保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成及び実践指導計画の調整等を行う役割を担う者です。
・資格の有効期間:5年
・申請条件:次のいずれか一つに該当している必要があり
- 体育系短期大学または体育専修学校(2年制)もしくはこれと同等以上の学校の卒業者(卒業見込み含む)
- 3年以上運動指導に従事した経験のある者(規定算出方法あり)
- 運動指導に関連する資格を有する者
- 保健医療に関する資格を有する者(管理栄養士、栄養士、他)
- 学校教育に関する資格を有する者(教科不問)
・取得の流れ
- 講習会を受講
- 認定試験を受ける
食育インストラクター
食育インストラクターは、”食育”を基礎から学び、日々の生活に活かし、広く推進・社会で活躍できる”食育”の指導者の証となる資格です。
インストラクター「資格」は5段階(一級・二級・三級・四級・プライマリー)に分かれています。
- 資格の有効期間:一度取得すれば更新なし
- 申請条件:階級によって異なる
- 取得の流れ:階級によって異なる
まとめ:キャリアプランに合わせた資格の取得をしよう
この記事では、管理栄養士に本当に役立つスキルアップ資格について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 食関係の資格はたくさんあるので見極めが必要
- 管理栄養士そのものが栄養分野トップクラスの資格
- キャリアアップか知識の幅を広げたいのか明確にする
- 目的に合った資格取得を目指す
管理栄養士が更なる資格を取得することは、キャリアアップに繋がります。
ほとんどの資格が更新制となっていますので、ご注意ください。