・人間関係がつらい
・どこの職場もこうなの?
管理栄養士として働く毎日の中で、こう感じることはありませんか?
人間関係に悩む管理栄養士はかなり多いです。なぜなら管理栄養士は、患者さんや多職種などさまざまな人とかかわる機会が多い仕事だからです。実際に私も管理栄養士として働く中で、上司・患者さん・調理スタッフなど人間関係に悩まない日はありませんでした。
私は11年以上、病院と委託給食で管理栄養士をしてきました。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 管理栄養士の人間関係のリアル
- 嫌われる管理栄養士の特徴
- 人間関係に悩んだ時の解決法
この記事を読めば、「人間関係の悩み」の糸口が見つかるかもしれません。今の状況を変えたい人は最後まで見ていってください。
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管理栄養士のしんどい人間関係のリアル7選
私は、病院で3年、委託給食で8年、管理栄養士として経験してきました。実際に私が悩んだ管理栄養士の人間関係は次のような内容がありました。
- 調理師との関係が悪い
- 厨房のおばちゃんに悪口を言われる
- 管理栄養士の先輩が冷たい
- 他職種からきつくされる
- 患者さんから怒鳴られる
- 顧客から怒鳴られる
- 会社内で派閥ができる
調理師との関係が悪い
管理栄養士が調理師さんと対立するのはよくありますよね。その原因は、価値観の違いにあります。
管理栄養士が立てた献立を調理師が実際に作ることになるため、献立内容に対して不満を言ってきたり、指示に従ってくれなかったりすることがあります。
実際、私が委託給食で献立作成をしていた際、年配の男性調理師から「こんな献立、どうするんだ!」と怒鳴られたことがありました。もちろん、調理師からの指摘には正しい点も多いですが、管理栄養士としては、栄養価の問題で譲れない部分もあります。
お互いの立場や意見を理解し合うことが必要ですが、時間に追われ、忙しい日々の中では理解し合うことは簡単ではありません。そのため、どうしても関係が悪化してしまっていました。
お互いが理解し合えないまま進んでいくと、いつも対立が生じ、関係がギクシャクして仕事がしんどくなっていました。
厨房のおばちゃんに悪口を言われる
管理栄養士は指示を出す立場になることが多いため、厨房での人間関係に悩むことも少なくありません。特に厨房にはパートさんが多く、年配の女性(いわゆる「おばちゃん」)が中心です。
そのうえ、おばちゃんたちは自然とタッグを組むことが多く、もしリーダー的なおばちゃんに嫌われると、悪口を言われることもあります。
私も新人の頃、厨房のおばちゃんたちから厳しく扱われ、業務中にトイレで泣いたことがありました。管理栄養士は資格を持っているため、新人でもある程度の仕事をこなすことが求められます。それなのに、できないことがあると、「管理栄養士のくせに」と嫌味を言われることがあり、正直なところ、心が折れそうになりました。
自分の不甲斐なさと、周りの人たちに対する苛立ちが入り混じり、涙が止まらなかったことを今でも覚えています。
管理栄養士の先輩が冷たい
管理栄養士の先輩が冷たいことも、実はよくあることだと思います。
例えば、分からないことがあって質問すると「メモを見て」と言われるだけだったり、まだ入ったばかりで手こずっているのに、まったく助けてもらえず放置されることもありました。
管理栄養士の職場は配属人数が少ないことが多いため、新人として先輩に恵まれないと、かなり苦労することになります。
幸い、私の職場ではいじめはありませんでしたが、現場によっては悪質ないじめが存在する職場もあります。
他職種からきつくされる
管理栄養士は他職種から見下されてしまうことがあります。医者・看護師・介護士などからきつく接されてしまうこともよくありますよね。
私が忘れられないのは、医者に怒鳴られたことです。栄養指導に関する記録を医師が見て、突然呼び出されて厳しく叱責されました。もちろん、私の指導内容に問題があったのかもしれませんが、20代前半で何歳も年上の男性医師に怒鳴られるのは、本当に怖かったです。
そのとき、「あー、もうしんどいな」と感じたことを今でもはっきり覚えています。
患者さんから怒鳴られる
時には患者さんから怒鳴られることもありました。
透析室の栄養指導の際です。透析室では、患者さんのベッドを一つひとつ回り、困っていることや悩みがないかを聞きながら回っていました。ある日、60代の男性患者さんに「栄養士です」と自己紹介した瞬間、いきなり「栄養士?栄養士が何しに来たんだ。お前らの言うことを聞いてたら、食べるものなんて何もなくなるんだ!」と怒鳴られました。
その迫力に圧倒されて、思わず涙が出てしまったことを今でも覚えています。
私は初対面の患者さんでしたが、どうやらそれまでの栄養士との関わりがあまり良くなかったようで、私に対しても強い反感を抱いていたようでした。
その時、「栄養士ってこんなに嫌われる職業なんだ…」と、正直、絶望感を感じました。
顧客からのクレーム
委託給食の仕事をしていたとき、顧客から怒鳴られることもありました。
例えば、配送した食事内容に間違いがあり、クレームの電話を受けた際に、相手から怒鳴られたことがあります。もちろん、こちらのミスなので怒鳴られるのは仕方ありませんでしたが、その時は、自分が怒鳴られている一方で、実際にミスをした本人は「ふーん」といった感じで全く反省していない様子だったので、ものすごく腹が立ったのを覚えています。
また、顧客からはサービスの範囲外の要望を求められることもありました。断ると、「なんでできないんだ、どうすればできるようになるか考えろ」と言われることも…。
委託給食という立場は、どうしても顧客から下に見られることが多く、強い言葉を浴びせられることもよくありました。
会社内で派閥ができる
委託給食のときの話ですが、大きい組織だと、会社内で派閥ができており、その争いに巻き込まれることがありました。
実際に経験したのは、AとBの派閥があり、私はBに所属していました。Aの人ばかりいる会議に呼び出され、「協力するのか、しないのか」と選択を迫られたことがありました。拒否できるわけもなく、従いましたが、やり口にすごく嫌な思いをしました。
大きな会社だと、こういったやっかいな派閥争いがあり悩まされることもあります。
11年も管理栄養士をやっていると、このようにさまざまな人間関係で悩まされてきました。それでも私は自分でいうのも変ですが、うまくやっていた方だと思います。
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嫌われてしまう管理栄養士の特徴
さまざまな職種と関わる管理栄養士だからこそ、人間関係で悩むことは多いです。
しかし、そんな中でも周囲と円滑にコミュニケーションを取ることが非常に重要です。コミュニケーションがうまく取れないことで、実際に周囲から嫌われてしまう管理栄養士も見てきました。
そこで、ここでは私が現場で実際に見かけた、嫌われてしまう管理栄養士の特徴についてご紹介します。
上から目線
上から目線で接する管理栄養士は、周囲から嫌われることが多く、結果的に仕事もうまくいかないことがあります。管理栄養士は、患者さんに栄養指導を行ったり、厨房に指示を出したりするなど、立場上、指導的な役割が求められます。
しかし、上から目線で接すると、どうしても嫌な印象を与えてしまいます。
人を動かす立場にある管理栄養士にとって、上から目線の態度は致命的な問題となり得ます。
自分のミスを認めない
自分のミスを認めない管理栄養士は、うまくいかないことが多いです。
管理栄養士は指示を出す立場になることが多いため、その中で指示が間違っていたり、自分のミスが原因で周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。こうした場面で大切なのは、自分の非を認め、素直に謝ることです。
これは管理栄養士に限らず、どんな職種でも基本的なことですが、意外とできない人も少なくありません。
そのため、自分のミスをきちんと認めることができない管理栄養士は嫌われることが多いです。
自分の仕事しかしない
自分の仕事だけをこなす人は、嫌われることが多いです。管理栄養士の仕事は、自分ひとりで完結するものより、チームで協力して進める内容が多いです。
そのため、周囲と協力せず、自分の仕事だけを終わらせ、他の人をサポートしない姿勢は、協調性の欠如として嫌な印象を与えることがあります。
そのため、協力を怠る人は、どうしても良く思われないことが多いです。
嘘をつく
仕事としてはありえないのですが、嘘をつく管理栄養士も中にはいました。もちろん、周囲には信用ができない人として嫌われてしまいます。
自分の発言に責任を持った管理栄養士になりたいですね。
不平不満が多い
不平不満が多い管理栄養士も、周囲から嫌われていました。
リーダーシップを発揮すべき立場の管理栄養士が不平不満を口にすると、周囲の人々は不信感を抱き、士気が下がってしまいます。
問題解決に向けて建設的に行動する姿勢が、リーダーとしての信頼を築く鍵となります。
もし、ここで挙げた項目に当てはまる点があれば、意識的に改善に取り組んでいきましょう。
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管理栄養士が人間関係で悩まないようにするためには
人間関係で悩まないためにできることは、実は難しいことではなく、日々の当たり前の積み重ねにあります。以下のことに意識的に取り組んでいきましょう。
- 挨拶を自分からする
- できるだけ自分から話しかける
- 職場で悪口を言わない
- 仕事のスキルをあげる
- これも仕事の内だと開き直る
挨拶を自分からする
挨拶を自分からすることはとても大切です。しかし、一見簡単なことのようで、意外とできていないことも多いです。特に忙しい日々の中では、つい後回しにしたり、気持ちが疲れていると声をかけるのを躊躇してしまうこともあります。
しかし、挨拶は人間関係の基本であり、コミュニケーションの第一歩です。自分から積極的に挨拶をすることで、周囲との距離が縮まり、信頼関係を築くための大きな一歩となります。
新人の頃よりも、ベテランになった頃の方が挨拶はできていないことが多いです。
できるだけ自分から話しかける
周囲の人に自分から積極的に話しかけることは、コミュニケーションを円滑にするために非常に重要です。
プライベートな話をすることで、お互いのことをより深く知るきっかけになります。ただし、あまりにも踏み込みすぎたプライベートな話題は、相手に不快感を与えることがあるので、バランスには注意が必要です。
とはいえ、普段から積極的にコミュニケーションを取っておくことで、仕事上の重要な場面でも協力してくれる信頼できる味方が増え、チームワークが向上します。
プライベートな話って意外とみんな楽しく話してくれます。
職場で悪口を言わない
職場で悪口を言わないことは非常に大切です。しかし、意外とそれができていない場合も多いのが現実です。
また、悪口を聞いた他の人にも「こんなことを言う人なんだ」と不信感を与えてしまい、何一つ良い結果を生まないことがほとんどです。
言いたくなる気持ちもわかります。でも職場ではそのような言動を避けるよう心がけましょう。
仕事のスキルをあげる
勉強や経験を積んで仕事のスキルを高めることは、意外にも人間関係に大きな影響を与えます。
しかし、仕事ができる人に対しては、「あの人に任せておけば安心」と信頼され、仕事がスムーズに進みやすくなります。そうした信頼を得ることで、職場でのやりやすさも格段に向上します。
日々努力を怠らず、自分自身を成長させることを意識して続けていきましょう。
つねに初心忘るべからずです。学ぶ姿勢を持ちましょう。
これも仕事の内だと開き直る
いくら自分が頑張っても、どうにもならない人間関係は存在します。
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人間関係で転職するのはアリ?
日々周囲とのコミュニケーションを心がけ、人間関係をうまくやろうと頑張っても、なかなかうまくいかず「もう、しんどい」と感じることはありますよね。
私も、どんなに頑張っても認めてくれない上司に、しんどい思いをしたことがありました。無理だと思ったら、転職を選択肢として考えることも一つの方法です。
転職を決断した私の経験
私自身、転職をすることで人間関係の悩みから解放された経験があります。
委託給食業界を2社経験しましたが、最初の職場では上司との関係に毎日悩まされていました。
上司以外には特に不満もなかったので、転職するまでに3年もかかってしまいましたが、今振り返ると「もっと早く転職すればよかった」と思っています。
人間関係の悩みは、精神的にしんどく、仕事のパフォーマンスにも影響してしまいます。
人間関係に悩まない転職先選びのポイント
もし人間関係に疲れてしまったと感じたら、あまり深く悩まずに転職を検討してみましょう。新しい環境では、心身ともにリフレッシュできることも多いです。
そのためには、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを活用することで、以下のようなメリットが得られます。
- 自分に合った求人を紹介してもらえる
- 非公開求人に出会える
- 企業の内部情報を知ることができる
- アポ取りの代行
- 応募書類の添削
- 採用条件の交渉
特に職場の雰囲気は、自分で調べるだけではわからないことが多いです。転職エージェントを利用すれば事前に「この職場の人間関係は大丈夫か?」という情報を確認しやすくなります。
また転職エージェントのアドバイザーは、業界経験が豊富な人たちです。そういった専門家と一緒に転職活動を進めることで、転職に対する不安や疑問を軽減し、安心して進めることができます。
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ここでおすすめしたい転職エージェントは「メディJOBネクスト」です。
この転職エージェントは、管理栄養士をはじめとする医療・介護業界に特化しており、業界経験豊富なアドバイザーがサポートしてくれます。
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まずは相談してみることから始めよう
まずは相談することから始めてみてください。専門家のサポートを受けることで、転職活動がスムーズに進み、安心して次のステップへ進むことができます。
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転職の第一歩を踏み出すために、しっかりとサポートしてもらえる環境を作りましょう。
まとめ:人間関係が合わない時は転職してもOK!
この記事では、管理栄養士の人間関係と解決法について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 管理栄養士は他職種とのかかわりが多く人間関係で悩みやすい
- 人間関係をよくするには普段のコミュニケーションから
- 人間関係が改善しない時は転職も視野に入れる
- 転職エージェントで人間関係に悩まない職場が見つかる
本当にもうむりだ、と感じたときは転職して今の人間関係から離れましょう。
転職先でも同じような人間関係に合わないためにも、転職エージェントのサポートを借り、よく見極めることが大事です。
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