・管理栄養士が激務すぎてしんどい
・管理栄養士の職場は激務ばかりなの?
こう感じたことはありませんか?
管理栄養士の職場は激務であるという声をよく耳にします。とくに厨房業務がある職場では、調理作業に加えて、その後に事務作業もしなければならず、時間内に終わらない量の仕事を抱えることが多いため激務になることが多いです。
私も委託給食会社で働いていた時、現場と事務作業の両立に苦戦していました。現場でくたくたになった後に事務作業があるので、仕事効率も下がり1日3時間以上残業していた時もあります。
そこでこの記事では、
- 管理栄養士の激務の実態
- 激務とブラックの違い
- 激務職場での対処方法
を解説します。
この記事を読めば、激務でつらい職場から抜け出す方法が分かります。日々の膨大な仕事量に追われ、激務に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
管理栄養士の仕事は激務?
管理栄養士の仕事が激務かどうかは、職場次第といえます。
管理栄養士の職場は、病院、福祉施設、企業、学校、行政機関などありますが、どの職場でも激務になることもあれば、そうならない場合もあります。
私は今までに病院・委託給食会社2社を経験していますが、1つ目の委託給食会社が、それはもう本当に激務でした。
ではどういった管理栄養士の職場が激務だといえるでしょうか?
管理栄養士が激務と感じる理由
管理栄養士が激務だと感じる理由は以下の内容があります。
- 人手が不足している
- 残業時間が長い
- 仕事量が多い
- 離職率が高い
それぞれ解説します。
人手が不足している
激務だと感じる職場では人が不足していることが多いです。
足りない人数をカバーするために1人分以上の仕事を担わなくてはなりません。
とくに調理現場の仕事は、後回しにできる仕事が少なく、その日のうちに必ず終わらせないといけない業務が多いです。人が不足しても仕事量は変わらないため激務となってしまいます。
管理栄養士の職場で人手不足が深刻化!原因と対処法【管理栄養士が解説】
残業時間が長い
残業時間が長いことも激務と感じる理由の1つです。
単純に仕事量が多い、人手不足などの原因により残業せざるを得ない職場もあります。
残業も数日であれば気になりませんが、毎日のように何時間も残業となってくると心身ともに疲れがでてきて激務と感じてしまいます。
管理栄養士は残業が多い?残業が少ない職場の探し方やポイントを解説
仕事量が多い
仕事量が多すぎると激務と感じることがあります。
よく耳にするのは厨房業務をしたあとに事務作業をする職場などでは仕事量がかなり多い場合があります。やってもやっても終わらない仕事に精神的にもしんどさを感じてしまいます。
離職率が高い
離職率が高い職場は激務になりやすいです。
離職率が高いと常に人手不足になります。
人の入れ替わりが激しいので、新しい人が入るたびに教育時間の確保も必要となります。教えながら仕事をすることは時間がかかり、通常のクオリティで仕事をすることが難しいです。
そのため離職率が高いと非効率になり激務となってしまうことが多いです。
管理栄養士の離職率は高い?転職回数が多い人の転職を成功させるポイント
激務になりやすい管理栄養士の職場
では激務となりやすい職場はどこでしょうか?
激務で悩んでいる方を調べてみたところ、委託給食会社・保育園が多いといえます。
委託給食会社は人手不足と離職率が高く激務となりやすいようです。
保育園は厨房業務・事務作業・献立作成・食育とすべての作業を行っていることが多いため、業務量が多く激務となりやすいようです。
もちろんすべての委託・保育園が激務になっているわけではなく、職場によるところはあります。
しかし委託・保育園での仕事を考えている人は、この事実を知ったうえで職場を探すことで、注意することができます。
激務とブラックの違い
激務=ブラックと考えられることも多いですが、決してイコールではありません。
では激務とブラックの違いはどこにあるでしょうか?
激務とブラックの違いは以下の内容となります。
人手不足の場合、激務は人員補充募集をかけてくれますが、ブラックな場合は人手不足なまま精神論で乗り切らせようとすることがあります。
残業が発生している場合、激務は残業代はしっかりでますが、ブラックは残業代は出ません。
サービス残業は労働基準法に違反しています。(参照:賃金不払残業(サービス残業)の解消のための取組事例集|厚生労働省)
こういった違いがあります。
職場が激務のときの対処法
激務のときは、次の対処法を検討してみましょう。
上司に相談し職場環境の改善を求める
まずは上司に相談し、職場環境の改善を求めましょう。場合によってはあなたが感じるほど上司は激務の状況に気づいていない可能性もあります。
仕事量を減らしてくれたり、人員の募集を今以上に強化してくれることもあります。
業務効率が図れないか試行錯誤してみる
今行っている仕事内容で効率化ができないか考えてみることも大事です。
意外と、いつもやっている作業の中に無くなっても問題ない仕事がある場合もあります。「昔からやっているから」という理由だけでやり続けている作業はありませんか?
またアナログな部分をデジタル化することや、整理整頓することによって効率化をはかれることもあります。中には保管場所や手順を変更するだけでスムーズに業務が改善されることもあります。
忙しい中で考えるのは大変かもしれませんが、今一度見直してみることも有効かもしれません。
改善の見込みがない場合は転職も検討する
激務が毎日のように続いており、改善の見込みがなく、心身ともに疲れて切ってしまった場合は、転職も前向きに検討しましょう。
一時的な激務であれば、その時期だけ頑張れば乗り切ることもできますが、常態化している場合は改善するのは決して簡単なことではありません。
自分にとって優先すべきことを考え、働きやすい職場を探すことも大切です。
まとめ:激務が常態化していたら注意
この記事では管理栄養士の激務の実態について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 激務が多い管理栄養士の職場は委託給食会社と保育園
- 激務とブラックは悪質かどうかが違う
- 激務が常態化している場合は転職も検討する
激務は常態化しているかどうかが重要なポイントです。常態化している場合、改善は簡単ではありません。
激務がしんどすぎてこれ以上は心身ともにもたないと感じるのであれば、自分にとって優先すべきことは何かを考え、新しい職場へ行動していく時かもしれません。