仕事辞めたい。退職理由はどうしよう?
こういった悩みを抱えていませんか?
仕事を辞めるときは、できるだけもめずにスムーズに辞めたい。でも素直に退職理由を言うのは良くない気がする・・・。こう思うこと多いと思います。
私は11年の管理栄養士経験の中で、3回退職をしています。
そこでこの記事では、私の退職経験を元に失敗しない退職理由について解説します。
ぜひ、ここで紹介する退職理由を参考にして使ってください。退職でもめたくない人は最後までご覧ください。
☟管理栄養士への転職をお考えの方☟
\ 医療・介護業界に特化/
アドバイザースタッフは全員が医療・介護業界での実務経験者
☟管理栄養士以外の転職をお考えの方☟
\ 転職支援実績NO.1 /
業界最大級の非公開求人数
管理栄養士の退職理由の実例3つ
退職理由はスムーズな退職になるかどうかの重要ポイントです。
私は今までに、管理栄養士として3回退職しています。正直、そのうち数回は退職理由で失敗をしています。そのため、退職理由はよく考えて伝えることをおすすめします。
ここでは実際の私の退職の経験をご紹介します。
退職1回目:委託給食がやりたいから
実は1回目の退職は、2回退職に失敗し、3回目でようやく退職できました。
退職理由①仕事が向いてないから
病院で管理栄養士をしていたとき、1年ちょうど経ったくらいで直属の上司に「辞めたいです」と伝えました。その時の理由は「仕事が向いてない、つらい」と伝えました。
栄養指導が苦手な私は、病院の管理栄養士の仕事がどうしても好きになれず、精神的にきつかったからです。
結果、退職できませんでした。
まだ1年目ということもあり、「もう少し頑張ってみて」と励まされて終わりました。私もそれ以上、強く突き通すことができず、辞めることができませんでした。
退職理由②人間関係がつらくて
その後、入社から2年経ったくらいで直属の上司のさらに上の上司に「辞めたいです」と伝えました。理由は「直属の上司との人間関係がつらくて」と伝えました。
その職場の管理栄養士は上司と私の2人だけで、私が上司を怒らせてしまい、無視される日々が続き、その空気にもう耐えられなかったからです。
結果、退職できませんでした。
なぜかというと、上の上司が仲裁をしてくれたためです。関係が改善されたので退職の話はなくなりました。
退職理由③委託給食がやりたいから
3年目が終わるころに、直属の上司に「辞めたいです」と再び伝えました。この時の理由は「委託給食がやりたいから」。私は新卒で病院に就職し、栄養指導などの仕事をしていましたが、圧倒的に献立や調理に関する知識が不足しており、給食管理をしっかりとやりたいと思ったからです。
この時はスムーズな退職となりました。
病院で働いていたころは、入社してからずっと辞めたいと思っていました。しかし2回は理由がふわふわしていたので、まるめこまれてしまっていました。
退職2回目:人間関係がイヤだから
委託給食で3年が終わるころ、退職をしました。退職理由は「上司との人間関係」です。パワハラ上司でした。少し引き留められましたが、次の転職先が決まっていたので、
スムーズな退職となりました。
退職3回目:引っ越しで通えなくなるから
3つ目の職場として働いていた委託給食で5年が終わるころ、退職をしました。退職理由は「出産を機に夫の実家に住むことになり、通勤距離が60km以上となり通えなくなった」ためです。
スムーズな退職で円満退職となりました。
以上、私の退職経験3回です。理由によって退職のスムーズ感が全然違います。
☟管理栄養士への転職をお考えの方☟
\ 医療・介護業界に特化/
アドバイザースタッフは全員が医療・介護業界での実務経験者
☟管理栄養士以外の転職をお考えの方☟
\ 転職支援実績NO.1 /
業界最大級の非公開求人数
退職理由の良し悪しの例6選
私の実例からも分かるように、退職理由を何にするかによって、退職がスムーズにいくか、いかないかが変わってきます。ここでは、良い退職理由、良くない退職理由をご紹介します。
良い退職理由 | 良くない退職理由 |
キャリアアップしたい 夢への挑戦のため 体調不良のため 家庭の事情のため | 他に挑戦したいことがある理由がない | 仕事に対する不満
他に挑戦したいことがある
今までの職場とまったく別の分野への挑戦だと、認めてもらいやすいです。
具体的には以下のような理由。
- 病棟業務で患者さんと関わる仕事がしたい(委託給食からの転職)
- 給食業務で献立の基礎を身につけたい(病院からの転職)
- 子どもに関する仕事に就きたい(高齢者施設からの転職)
- 言語聴覚士の資格取得のため学校に通いたい
- ITの仕事に挑戦したいので、資格取得のために学校に通いたい
- 地元に帰って仕事がしたい
今の職場でもできるような理由だと「じゃあ部署移動する?」という展開になりかねないので、まったく関係ない分野への挑戦がスムーズな退職理由となります。
キャリアアップのため
キャリアアップのための退職理由は認めてもらいやすいです。
具体的には以下のような理由。
- NSTについてもっと勉強したいため、NSTに力を入れている病院に転職したい
- 糖尿病について勉強したいため、糖尿病専門の病院に転職したい
- 専門知識を身につけるため大学院に通いたい
キャリアアップのために頑張ろうと思っている人を止めることは中々できません。
夢への挑戦のため
夢への挑戦のための退職理由は認めてもらいやすいです。
具体的には以下のような理由。
- 将来的に大学教授になりたいので大学で働きたい
- 学生の頃から夢だった海外留学を実現する決心がついた
夢のためと言われたら、背中を押さざるを得ません。
体調不良のため
体調不良のための退職理由は認めてもらいやすいです。
具体的には以下のような理由。
- ヘルニアになったので、調理業務ができなくなった
- 精神的に仕事を続けることができなくなった
- 病気になり、長期間の治療が必要となった
- 妊娠に伴う体調不良により日常業務が困難になった
体調不良の場合、休職を提案されることもあるので、休職ではなく退職したい理由を言えるようにしておきましょう。
家庭の事情のため
家庭の事情のための退職理由は認めてもらいやすいです。
具体的には以下のような理由。
- 地元に帰らないといけなくなった
- 結婚を機に、相手の住んでいる県に転居することになった
- 夫が転勤になり引っ越しをすることになった
- 家族の介護が必要となり仕事が続けられなくなった
- 実家の家業を引き継ぐことになった
実際に私は「出産を機に夫の実家に住むことになった」という理由で退職しました。
仕事に対する不満
仕事に対するネガティブな理由の場合は、認めてもらえなかったり、改善策を提案されたり、もめたりすることがあります。
以下のような理由は避けましょう。
- 給料が低い(給料を上げられると辞められない)
- 人間関係(仲裁されたり、部署移動されると辞められない)
- 休日数が少ない(有給を使ってと言われてうやむやにされる)
- 残業が多い(みんなしているでしょ、と言われてうやむやにされる)
- やりがいがない(もっと一生懸命やってみろと言われる)
- 将来性がない(もめる可能性あり)
- 不当な評価(もめる可能性あり)
- 社風がいや(もめる可能性あり)
- 調理がイヤ(部署移動されると辞められない)
- 長時間労働がイヤ(みんなしているでしょ、と言われてうやむやにされる)
- 仕事内容がイヤ(部署移動されると辞められない)
退職時にもめることは、お互いにとって良いことは1つもありません。
理由がない
退職を申し出て「理由は?」と聞かれたときにしっかりと答えられないと、説得されて、まるめこまれてしまう可能性もあります。
一番最初に退職を申し出たときの私は、何も考えず勢いで言ってしまいました。なので素直な理由を言いすぎて失敗しました。
☟管理栄養士への転職をお考えの方☟
\ 医療・介護業界に特化/
アドバイザースタッフは全員が医療・介護業界での実務経験者
☟管理栄養士以外の転職をお考えの方☟
\ 転職支援実績NO.1 /
業界最大級の非公開求人数
退職理由で注意するべきポイント
退職理由を考えるときは以下のポイントに注意しましょう。
- バレるうそはつかない
- ネガティブな理由は使わない
- 改善できる内容にはしない
- 感謝の気持ちも忘れずに伝える
- 先に転職先を決めておく手もある
- 場合によっては退職代行も検討する
バレるうそはつかない
バレる可能性があるうそはつかないようにしましょう。
例えば、家庭の事情を理由にすると辞めやすいからといって「遠方に引っ越すことになった」とうそをついた場合、後々どこかで再会してばれてしまう可能性があります。
ネガティブな理由は使わない
ネガティブな理由は避けた方が良いです。
たとえば「仕事内容がイヤ」など。この場合、もし仕事内容が合わないと感じても、次に就きたい仕事を考え挑戦したい分野を前向きに考える形に変換しましょう。
改善できる内容にはしない
改善可能な内容を退職理由にすると、退職できない可能性があります。
例えば「給料が低い」という理由で退職を考えた場合、給料が上がることで退職を取り消すことになりかねません。
給料が上がれば退職を撤回しても問題ない場合は別ですが、どうしても辞めたいのであれば、改善可能な理由は避けるべきです。
感謝の気持ちも忘れずに伝える
感謝の気持ちも忘れずに伝えることは大切です。退職時はもめずに円満退職したいですよね。
そのため、「会社には大変お世話になり、感謝しています。しかし、~~に挑戦したいという思いがあり、退職を決意しました」というように、感謝の気持ちと退職の理由を共に伝えることで、相手に良い印象を与え、円満退職につながりやすくなります。
先に転職先を決めておく手もある
転職先を先に決めておくことで、退職がスムーズに進むことが多いです。
もしこれから転職先を探す場合、引き留めや説得を受ける可能性がありますが、次の職場が決まっていれば、引き留めても意味がないため、スムーズに受け入れてもらいやすいです。実際に私もそうでした。
また、転職先が決まっていれば、退職日が自然と決まり、引き延ばされることがありません。もし転職先が決まっていないと、「人数が足りないから、できるだけ長くいてほしい」と言われることもあります。
場合によっては退職代行も検討する
場合によっては、退職代行を検討することも一つの方法です。
管理栄養士の職場には、ブラックな環境が多いため、退職を申し出ても受け入れてもらえないことがあります。そのような場合、退職代行を利用すると、専門のプロが会社との直接的なやり取りを代行してくれます。
また、退職代行の中には弁護士が運営しているサービスもあり、弁護士に依頼すれば、未払いの残業代を取り戻すことも可能です。多くの退職代行サービスでは、相談は無料でLINEなどで手軽に行えるため、まずは相談してみる価値があります。
退職代行について詳しく知りたい方は☟こちらをご確認ください。
まとめ:退職理由はよく考えて伝えよう
この記事では、管理栄養士の失敗しない退職理由について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 退職理由はよく考えて伝える
- 退職理由によっては失敗することがある
- 今の職場では改善できない理由にする
良い退職理由 | 良くない退職理由 |
キャリアアップしたい 夢への挑戦のため 体調不良のため 家庭の事情のため | 他に挑戦したいことがある理由がない | 仕事に対する不満
円満退職のためにはネガティブな理由は使わないことが重要です。
私のように退職に失敗しないよう、よく考えて退職理由を伝えることをおすすめします!
まだ次の転職先を見つけていない方は、先に見つけておくとスムーズな退職に繋がるので、転職エージェントに登録するところから始めてみましょう。
☟管理栄養士への転職をお考えの方☟
\ 医療・介護業界に特化/
アドバイザースタッフは全員が医療・介護業界での実務経験者
☟管理栄養士以外の転職をお考えの方☟
\ 転職支援実績NO.1 /
業界最大級の非公開求人数