- 履歴書、どう書けばいい?
- 管理栄養士の注意ポイントを知りたい!
こんな悩みを抱えていませんか?
転職活動をする際、履歴書は必ず必要な書類で、応募先があなたを最初に評価する大事な資料となります。適当に書いてしまうと、第一印象を損ねる可能性もあるので注意が必要です。特に管理栄養士という専門職の場合、履歴書に特有のポイントもあります。
そこでこの記事では、管理栄養士の履歴書の書き方について詳しく解説します。
キャロット
- 管理栄養士経験10年以上(病院3年、委託給食8年)
- 栄養指導、献立作成、工場立ち上げの実務経験あり
- 最高役職:課長補佐
- 金に目がない、管理栄養士でも高年収をあきらめたくない
- 転職で年収100万アップを実現
履歴書で良い印象を与えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
管理栄養士の履歴書の書き方
▼管理栄養士の履歴書の見本はこんな感じ。
こちらの見本は、厚生労働省の履歴書様式を使用しています。
各項目について、詳しく解説していきます。
名前・住所・写真について
この部分で重要なのは、写真です。なぜなら、写真が第一印象を大きく左右するからです。以下のポイントに注意して、好印象を与える写真を用意しましょう。
- 髪型やメイクに清潔感があるか
- 表情は暗くなっていないか
- 服装は乱れていないか(スーツ推奨)
特に管理栄養士は、衛生管理が求められる職場も多いため、清潔感は非常に大切です。清潔感がないと、それだけで不利な印象を与えてしまうことも。写真では、清潔感がしっかり伝わるように心掛けましょう。
写真は3ヵ月以内に撮影したものを使用しましょう。
学歴・職歴の書き方
学歴や職歴は、履歴書の中でも重要な部分です。正しく、正確に記入することが求められます。以下のポイントに注意して、間違いのないように記入しましょう。
- 学校名は正式名称で記入
- 学歴は高校入学から記載
- 和暦・西暦のどちらかに統一
- 会社名も正式名称で記入
- 退職理由は「一身上の都合により退社」
- 在籍中の会社は「現在に至る」と記入
これらの基本的なルールを守ることで、履歴書がより信頼性のあるものになります。正確さを心掛けましょう。
免許・資格の書き方
免許・資格は栄養士・管理栄養士の免許を記入する大事な欄です。取得年月日は免許証に書かれてあるので確認して書きましょう。
自動車免許を持っている人は記入しましょう。その他に、職場と関連のある資格は記入しておきましょう。
志望動機の書き方
志望動機は履歴書の中でも特に重要な部分で、合否を左右することがあります。しっかりと考えて書くことが大切です。
志望動機を書くときの6つのポイントを意識しましょう。
- 志望動機は最初に一言で言い切る
- 経験と志望理由を繋げる
- 実績は出来るだけ数字を使う
- エピソードがあると説得力が増す
- 応募先ごとに作り直す
- 例文をアレンジして使う
この6つのポイントを意識して、次の4つのステップに沿って書いていきます。
「私が貴社を志望する理由は~~です。」
「これまでに~~の経験をしていました。~~の実績があります。」
「貴社では~~に貢献したいと考えています」
履歴書の志望動機は200~300字が推奨されています。
▼管理栄養士の志望動機の例文はこちら(病院から老健へ転職する場合)
私が貴施設を志望する理由は、在宅復帰を目指す患者様に、栄養面でのサポートを通じて貢献できると感じたからです。これまで急性期病院で月に50人以上の栄養管理を担当してきましたが、治療後の患者様が次の施設に移行する際、その後の健康管理が気になっていました。そこで、今後は在宅復帰を目指す患者様により密接に関わり、栄養サポートを通じて、その後の生活に繋がる支援をしていきたいと考えました。そのため貴施設では、リハビリを受ける患者様に寄り添い、栄養面での支援を行うことで、より良い生活復帰をサポートできるよう貢献したいと考えています。
この他の例文はこちら管理栄養士の志望動機【例文27選】
本人希望記入欄の書き方
本人希望記入欄には、基本的に「貴社の規定に従います。」と記入するのが一般的です。勤務条件や待遇に関して希望がある場合は、面接時にその場で相談してすり合わせを行う方が適切です。
履歴書の注意ポイント
履歴書を作成するうえで、注意したいポイントは以下の2つです。
誤字に注意する
注意ポイントの1つ目は「誤字に注意すること」です。誤字があると、以下のようなマイナスな印象を与える可能性があります。
- 注意力不足
- 確認不足
- 信頼性の低下
特にパソコンで作成する際は、変換ミスによる誤字が起こりやすいため、細かく確認するようにしましょう。
志望動機は応募先ごとに考える
注意ポイントの2つ目は、「志望動機は応募先ごとに考えること」です。
転職活動では、複数の企業に同時に応募することもあるかもしれませんが、必ず志望動機はそれぞれの会社に合わせて作成しましょう。なぜなら、企業ごとに志望理由が異なるからです。
手間はかかりますが、非常に重要なポイントです。
管理栄養士の履歴書よくある質問
履歴書の様式はどれを選ぶべきか?
一般的には、厚生労働省が示す履歴書様式を使用することをおすすめします。ただし、応募先から指定がある場合は、その指示に従うようにしましょう。
履歴書のサイズは?
履歴書にはA4とB5の2種類のサイズがありますが、基本的にはA4サイズを使用しましょう。ビジネス文書ではA4サイズが主流だからです。なお、A4サイズの履歴書とは、2つ折りにした状態でA4、見開きにするとA3になる用紙のことです。
手書きとパソコンどちらが良い?
どちらを選んでも問題はありません。字がきれいで、手書きによってアピールできる自信があれば手書きも良いでしょう。しかし、手書きに特別なメリットがないと感じる場合や、時間がかかると感じる場合は、パソコンを使う方が効率的です。ただし、応募先から特別な指定がある場合は、その指示に従うようにしましょう。
履歴書のフォントは何が良い?
フォントは明朝体を使用するのが基本です。 WindowsならMS明朝、Macではヒラギノ明朝を使用しましょう。
免許は栄養士と管理栄養士の両方を書くの?
履歴書には、管理栄養士免許のみを記入します。栄養士免許はすでに管理栄養士免許に含まれているため、別途記入する必要はありません。
持っている資格はすべて書いた方が良い?
応募先に関連する資格や役立つ資格は記入した方が良いですが、関係のない資格は記入しない方が良いです。
まとめ:転職の武器になる履歴書を作ろう
この記事では、管理栄養士の履歴書の書き方を解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 写真は清潔感があるものにする
- 学歴・職歴は正確に記入する
- 資格は管理栄養士免許を必ず書く
- 志望動機は6つのポイントを意識する
- 誤字に注意する
- 応募先によって作り直す
履歴書は合否に大きく影響することもあるため、正しい書き方で作成することが重要です。
特に志望動機は非常に重要なポイントなので、じっくり考えて作りましょう。時間をかけても決して無駄にはなりません。
具体的なアドバイスが欲しい方や、プロに相談したい方は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。