・管理栄養士の志望動機の書き方が知りたい
・履歴書の志望動機に悩んでいる
こういった悩みを抱えていませんか?
転職する際に必ず通るのが、履歴書作成。
絶対受かりたい求人があるときこそ、志望動機に何を書けばよいか悩みますよね。
私は管理栄養士として、採用担当をしていた経験があり、今まで何人もの履歴書に目を通してきました。
志望動機は採用するかどうか重要な役割を担っています。
そこでこの記事では、管理栄養士の志望理由の書き方について解説します。
ここでご紹介する3つの構成に従って作れば、文章が苦手な人でも簡単に内定をゲットできる志望動機が作成できます。
履歴書の志望動機に悩んでいる方は最後まで見てください。
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管理栄養士の履歴書の志望動機は重要?
そもそも履歴書の志望動機は重要なんだろうか?
と疑問に思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、非常に重要です!!
なぜかというと、志望動機を見れば、以下のことが分かるからです。
- 今までの経験
- やる気の有無
- 会社との適合性
- 仕事ができるか
私の経験した採用者の中に、2人の管理栄養士AさんとBさんがいました。
- Aさんは50代で病院勤務経験があり、栄養課長をしていた方です。
- Bさんは20代で児童施設経験があり、役職経験はありません。
☝パッと見、これだけだと、Aの方が経験豊富ですごい管理栄養士だと感じます。
しかし、履歴書の志望理由は異なりました。
- Aさんの場合、自分の書きたいことを書いており、「なぜこの会社で働きたいか」がいまいち伝わってこない内容でした。
- Bさんの場合、今までの経験、その経験がどのように活かせて、なぜこの会社で働きたいのかがしっかり書かれていました。
最終的に、この2人どちらも採用しましたが、仕事ができ即戦力となったのはBさん。
Aは経歴は立派でしたが、実際に一緒に働いてみると「う~ん。」といった様子でした。
この経験から、履歴書の内容で人となりをある程度想像できることを学びました。それ以来、履歴書の内容はしっかり確認するようにしています。
私の経験が浅かったため、Aさんの経歴に惹かれて採用しましたが、もし私が採用経験豊富であれば、会社とマッチしないとすぐに判断して採用しなかったでしょう。
このように、採用側は履歴書の志望動機を慎重に確認しています。そのため、志望動機に何を書くかは非常に重要であると認識しておくべきです。
管理栄養士の志望動機の書き方
管理栄養士志望動機の具体例
管理栄養士の志望動機の具体例をご紹介します。
ここでは、委託給食会社から病院へ転職する際の志望動機です。
私は、患者様一人ひとりに寄り添った栄養管理に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。
これまで、委託給食会社で働きながら、特に食事形態の調整に力を入れてきました。嚥下機能が低下している患者様には、食事の形状や粘度が食欲の維持や安全な摂取に大きく影響するため、細心の注意を払い、毎食ごとに形態が均一になるよう調理に努めました。例えば、ある患者様が当初ゼリー食しか摂取できなかったところ、形のある食事を食べられるようになり、回復に貢献できたことは、私にとって大きな達成感となりました。この経験を通じ、患者様の状態に応じた栄養サポートの重要性を改めて実感し、調理現場で培った知識と技術を活かしながら、今後は患者様に直接関わる仕事に携わりたいと強く思うようになりました。
貴院では、管理栄養士が患者様一人ひとりに担当として付き、個々の状態に合わせた栄養管理を提供されている点に非常に魅力を感じております。これまでの経験を活かし、患者様に適した食事提案を通じて栄養サポートを行い、安心して治療に専念できるように寄り添いながら、貴院の発展に貢献したいと考えております。
具体的なエピソードがあると、どんなことが出来るのかが伝わりやすいです。
今まで自分のやってきたことと、新しい職場の特徴を結びつける内容にしましょう。
3つの構成に沿って作成する
志望動機を作成する際は、次の3つのポイントを意識して組み立てると効果的です。
- 志望理由
- これまでの経験
- 入社後に貢献できること
まず、この3つについて考えてみましょう。
文章は後で繋げていくので、まずは内容を考えます。
①志望理由
志望理由をしっかりと伝えるためには、就職先の特徴を理解しておくことが大切です。リサーチが不十分だと、的外れな内容になってしまうことがあります。そうならないためにも事前にしっかり調べましょう。その職場で力を入れて取り組んでいることがあるはずです。
②これまでの経験
今までどんな仕事をしてきて、何を学んできたかをアピールします。必ず、転職先で活かせそうな内容にしてください。ここで大事なのが具体的なエピソードを入れることです。エピソードがあるかないかで説得力がまったく変わってきます。
③入社後に貢献できること
これまでの経験をどう役立てることができるかを伝えます。ここでも具体的に分かりやすい内容を意識しましょう。
①~③の内容を結びつけることで、説得力のある志望動機を作成することができます。
型にはめて文章を作る
上の3つの内容が整理できたら、それを基にして文章を作成してみましょう。
型に沿って進めると書きやすいです。
内容によってはうまく当てはまらないこともありますので、その場合は自然に繋がるように柔軟に調整してOKです。
- 「私は~~という理由から貴社を志望いたしました。」
- 「これまでは、~~をしてきました。」
(具体的なエピソードを挿入)
「~~の成果を上げました。~~を学んできました。今後は~~をしていきたいと考えています。」 - 「貴社では~~のところに魅力を感じています。」
- 「これまでの経験を活かし、~~を通じて貴院の発展に貢献していきたいと考えています。」
志望理由は、①で一文で簡潔に述べ、③でもう少し具体的に掘り下げた内容を伝えます。
この流れを意識して、自分の経験と志望理由を自然に結びつけるように工夫してみてください。
- 志望動機・経験・魅力点を結びつける
- 必ず具体的なエピソードを入れる
- オリジナルの内容にする
最初の志望動機の例文もこの方法に沿って作成しています。
管理栄養士の志望動機NGポイント
志望動機を考える中で、NGなポイントがあります。これらに注意しましょう。
前職に対して否定的な内容
前職の環境や仕事内容に対して否定的な意見を書くことは避けるべきです。ネガティブな発言は、採用担当者に「新しい職場でも同じように不満を抱くのではないか」という印象を与えてしまいます。志望動機では、あくまで前向きな姿勢を示し、過去の経験をどう活かして新しい環境で貢献できるかを強調することが重要です。
どの職場でも当てはまるような内容
志望動機が一般的すぎると、採用担当者に「本当にこの職場に応募したいのか」という疑問を抱かせてしまいます。どの職場でも通用する内容ではなく、応募先の病院や施設の特徴や理念に合わせた具体的な理由を述べ、特別な熱意を伝えるよう心がけましょう。
待遇や環境について
待遇や勤務環境に関する希望を志望動機に含めるのは避けるべきです。給与や労働条件に重点を置くと、他の候補者よりもモチベーションが低いと見なされる可能性があります。志望動機では、やりがいや貢献意欲を強調し、待遇に関する内容は面接時に適切なタイミングで取り上げるようにしましょう。
学ばせてくださいというスタンス
「学びたい」という姿勢だけを強調するのもNGです。管理栄養士としての採用は即戦力が期待されるため、学ぶ意欲は大切であるものの、それ以上に自分がどう貢献できるかを示すことが求められます。自分の経験やスキルを活かし、組織にどう役立つかを具体的に伝えることが重要です。
意外と多いのが「学ばせてください」というスタンス。やってしまいがちなので注意しましょう。
まとめ:自分にしか書けない志望動機を作る
この記事では、管理栄養士の志望理由の書き方について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 志望理由
- これまでの経験
- 入社後に貢献できること
- 「私は~~という理由から貴社を志望いたしました。」
- 「これまでは、~~をしてきました。」
- 「貴社では~~のところに魅力を感じています。」
- 「これまでの経験を活かし、~~を通じて貴院の発展に貢献していきたいと考えています。」
- 志望動機・経験・魅力点を結びつける
- 必ず具体的なエピソードを入れる
自分ならではの志望動機を作成するためには、具体的なエピソードを取り入れることが重要です。
志望理由に結びつけられるエピソードをしっかりと考え、文章に反映させてみてください。
しっかりとした志望動機があることで、自分の軸が明確になり、面接でも自信を持って対応できるはずです。
不安な方は転職エージェントを利用して転職をすることで、履歴書の添削を行ってもらうことができます。無料なので活用してみてください。
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