管理栄養士の良い求人の選び方!転職で失敗しない見極め方を解説

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  • 転職したいけど、良い求人ってどうやって見つけるの?
  • 自分に合った求人が分からない
  • 失敗しない求人票の見極め方が知りたい

こんな悩みをかかえていませんか?

管理栄養士の仕事は、やりがいがある一方で、残念ながらブラック気質の職場も少なくありません。情報収集を怠ったり、求人を見極めずに転職してしまうと、「思っていたのと違った…」と後悔することになりかねません。

この記事では、管理栄養士の転職で失敗しないための「良い求人の選び方」をご紹介します。

この記事を書いた人

キャロット

  • 管理栄養士経験10年以上(病院3年、委託給食8年)
  • 栄養指導、献立作成、工場立ち上げの実務経験あり
  • 最高役職:課長補佐
  • 金に目がない、管理栄養士でも高年収をあきらめたくない
  • 転職で年収100万アップを実現

これを読めば、自分にぴったりの職場を見つけ、転職後の後悔を避けるためのヒントが得られます。

どんな求人が良いか悩んでいる方は最後まで見てください。

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目次

管理栄養士の良い求人の特徴

正直、求人情報だけで良い職場かを判断するのは難しいです。

しかし、いくつかの最低条件を押さえておけば、良い職場に出会える確率がぐっと高まります。

次に紹介するポイントを満たしている求人は、信頼できる職場である可能性が高いです。

求人票の情報が詳細に書かれている

良い求人には、仕事内容や職場環境、給与、福利厚生などの詳細がしっかりと記載されていることが多いです。

管理栄養士の仕事は、基本的な業務内容は共通していますが、職場によって具体的な仕事内容には違いがあります。

▼例えば、以下の求人情報を見てみましょう。

【仕事内容】

  • 施設では、1回におよそ20食を提供しています。
  • 主な業務内容として、献立作成、食数・食札管理、食材発注、納品食材の検品、提供前の食事検品、帳票類の作成などを行います。
  • また、必要に応じて仕込み、盛り付け、配下膳、調理、清掃、食器洗浄などの厨房業務も行います。
  • さらに、事業所責任者候補として、能力に応じて採算管理、社員指導、勤務シフトの作成も担当します。

この求人例からは▼以下の内容がわかります。

  • 1回の食事提供数が20食
  • 献立作成や検品作業がメイン業務
  • 必要に応じて厨房業務もサポート
  • 仕事を通じて管理業務に携わるチャンスがある

このように、具体的な業務内容が明確に書かれている求人は、実際に働いたときのイメージがしやすく、安心して応募できます。

求人情報が詳細に記載されている求人は、良い求人である可能性も高いです。

キャリアアドバイザーが自信を持っておすすめしている

転職エージェントのキャリアアドバイザーが自信を持っておすすめする求人は、良い職場である可能性が高いです。なぜなら、キャリアアドバイザーは実際に求人先の内部事情をよく把握しており、職場環境や文化について知っていることが多いからです。

もちろん、エージェントにもよりますが、あまりにも良くない職場の場合、アドバイザーは進んでおすすめしない傾向があります。

そのため求人探しを進める際は、転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーと相談しながら進めることをおすすめします。

管理栄養士の注意すべき求人

反対に、注意すべき管理栄養士の求人には、いくつかの特徴があります。

次のポイントに当てはまる求人には注意をしましょう。

求人情報が抽象的で内容が分かりにくい

求人票に具体的な内容が記載されていない場合、注意が必要です。なぜなら、職場環境や待遇に関するマイナス情報を避けるために、あえて詳細を省いている可能性もあるからです。

例えば、▼以下のような求人情報を見てみましょう。

【仕事内容】

  • 保育園での給食づくり

この求人情報だけでは、いくつかの疑問が浮かびませんか?

  • 献立作成はあるのか?
  • 発注業務は含まれるのか?
  • 食育の活動はないのか?

面接時に確認すればいいとはいえ、必要な情報が明確に記載されていないのは、不親切で分かりづらいです。

もちろん、これだけで「この求人はやめておこう」と決めつけるのは早すぎますが、応募する前に注意が必要であることは意識しておきましょう。

長期間求人が出ている

長期間同じ求人が掲載されている場合、注意が必要です。なぜなら、その職場に何らかの問題がある可能性があるからです。

例えば、職場環境が悪かったり、退職者が続いている可能性も考えられます。

もちろん、たまたま長期間求人が出ているだけで、実際には良い職場である場合もあります。しかし転職エージェントに情報を確認するなど、十分に注意を払うことが重要です。

仕事内容の種類が多すぎる

仕事内容に記載されている業務量があまりにも多い場合も、注意が必要です。人手不足で管理栄養士に業務が集中してしまい、過剰な負担がかかっている可能性があります。

例えば、▼以下のような求人情報を見てみましょう。

【仕事内容】

  • 栄養指導(月160件)
  • 栄養管理
  • 献立作成
  • 調理業務のヘルプ

この求人では、栄養指導だけで月160件という数字が提示されています。1日あたり約8件の栄養指導を行い、その上で栄養管理や献立作成、さらには調理業務のヘルプまでこなすとなると、業務量が明らかに過剰です。

これまで同じような業務をこなしてきた経験者であれば対応できるかもしれませんが、そうでない場合、業務の多さに圧倒されてしまうこともあります。

適正な業務量というものがあるため、求人票に記載された業務量が妥当かどうかをしっかり確認することが大切です。

自分の希望を明確にしよう!

求人を見極めることも大切ですが、転職で失敗しないためには、自分の希望を明確にすることも重要です。

自分が「どんな職場で働きたいのか」「どんな条件が必要なのか」しっかりと考える時間を作ってみましょう。

▼以下のポイントを考えてみてください。

  • 仕事内容は何が良い?
  • 職場はどこがいい?
  • 給料はどれくらいほしい?
  • 年間の休日数はどれくらいほしい?
  • 勤務時間の希望はあるか
  • 残業は何時間までできる?
  • 人間関係に求めることは?

①仕事内容は何が良い?

管理栄養士の仕事内容は、大きく分けて「調理業務があるかないか」で分類できます。調理が得意な人もいれば、苦手な人もいるでしょう。

まずは、これまでの経験を振り返り、どんな仕事が自分に合っているかを考えてみましょう。

  • やりたい
  • やりたくない
  • どちらでも

といった形で分類してみると、仕事の選択肢が絞りやすくなります。

キャロット

例えば、私の場合は、
・やりたい=献立作成
・やりたくない=栄養指導
・どちらでも=調理業務・栄養管理

整理することで、どんな仕事に取り組みたいかが明確になり、仕事選びがスムーズになります。

②職場はどこがいい?

管理栄養士の職場は、病院や高齢者施設、委託給食会社、保育園、学校、企業など、多岐にわたります。
管理栄養士の職場16選

まずは、①で絞った仕事内容に合う職場の中から、どこで働きたいかを決めましょう。

仕事内容に該当する職場の一例は、▼以下の通りです。

管理栄養士の業務内容該当する職場
献立作成病院・高齢者施設・委託給食会社、保育園、学校
栄養指導病院・高齢者施設
栄養管理病院・高齢者施設
調理業務病院・高齢者施設・委託給食会社、保育園、学校
食育学校・保育園
商品開発企業
キャロット

例えば私の場合は、高齢者施設か委託給食会社が希望ですね。

③給料はどれくらい欲しい?

転職を考える際、給料も大きなポイントですよね。

事前に以下のことを考えておくと、よりスムーズに決められるかもしれません。

  • 前職の給料はいくらだったか?
  • 希望する給料はどれくらいか?
  • 最低限必要な金額はどれくらいか?

また、転職エージェントに自分が目指せる給料相場について相談してみるのもおすすめです。

個人的には、転職で月20万円以下の求人は避けた方が良いと考えています。新卒ならともかく、中途採用で20万円未満はあまりにも低すぎます。給料が低い職場は、管理栄養士の役割や専門性を十分に評価していない可能性が高いです。そのような職場では、給料が低い割に仕事内容が過酷であることも少なくありません。「低い給料=仕事が楽」というわけでは決してなく、低賃金の職場では、労働環境が改善されていないことも多いです。

キャロット

私は月25万円は絶対に欲しいと思っています。

④年間の休日数はどれくらい欲しい?

年間でどれくらい休みが欲しいかという最低基準を持っておくことは大切です。中には、給料よりも休日の多さを重視する人もいますよね。

管理栄養士の職場では、休日数は▼以下のように分類されます。

管理栄養士の休日基準年間休日
休みが多い120日以上
一般的100~120日
休みが少ない100日未満

年間休日が100日未満の職場は、基本的に避けた方が良いでしょう。

たとえ給料が高くても、休みが少ないとプライベートを楽しむ時間が取れず、疲れが十分に取れない可能性もあります。

最近では100日未満の職場は減少していますが、それでも98日などの休日数を見かけることがあります。自分にとっての最低限の休日数を明確にし、それを基準に職場選びを行うことが大切です。

また、管理栄養士の職場では、シフト制のところも多くあります。「平日休みがある方が良い」「土日を固定で休みたい」など、自分の希望を事前に考えておくことが大切です。

キャロット

私はシフト制の方が好きです。

⑤勤務時間の希望はあるか

管理栄養士の職場には、早出や遅出があるところもあります。早出の場合、最も早いと朝5時から出勤しなければならないこともあるため、こうした勤務時間に対応できるかどうかを事前に考えておくことが大切です。

▼管理栄養士の勤務時間例がこちら

シフト例拘束時間休憩時間
(1)5時30分~14時30分90分
(2)8時30分~17時00分60分
(3)9時30分~18時00分60分
(4)11時00分~20時00分90分
キャロット

早出は、帰りが早いのは嬉しいですが、朝が苦手な人にとって、朝5:30の出勤はかなり厳しいかもしれませんね。

⑥残業は何時間までできる?

残業に対する自分の希望は、事前にしっかり考えておきましょう。残業を避けたい人もいれば、残業を多くして給料を増やしたい人もいます。

ちなみに、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、栄養士の残業の平均は月6時間です。
管理栄養士の残業時間

管理栄養士の職場には、残業が全くない職場かなり残業が多い職場の二極化がよく見られます。

残業が多い職場は、人手不足が深刻な場合も多いため、その点も考慮することが大切です。

自分がどれくらいの残業時間なら許容できるか、あらかじめ考えておくと、職場選びの参考になります。

キャロット

私の場合は、残業0時間を希望しています。

⑦人間関係に求めることは?

人間関係についても、どんな職場が自分に合っているかを事前に考えておきましょう。管理栄養士の職場は、女性が多く、時間に追われる仕事も多いため、人間関係がぎくしゃくしやすいこともあります。

▼例えば、以下のような希望があるかもしれません。

  • 職場仲間とはある程度の距離感を保ちたい
  • 職場仲間ともプライベートで遊んだり仲良くしたい
  • 年齢が同じくらいの職場が良い
  • いろんな年齢層がいる職場が良い
  • 会社のイベント(忘年会など)が少ない職場が良い

自分の希望に合った職場を見つけるために、これらの点も考えておくと良いでしょう。

キャロット

これら7つの項目を考えておくことで、自分の理想の求人を探しやすくなります。

面接時に自分も評価する!職場の実態をチェック

転職時に良い職場かどうかを見極める最大のチャンスは、実は面接の時にあります。

面接では、自分が評価されることに意識が向きがちですが、実は転職先が自分に合っているかどうかを確かめる重要な機会でもあります。

このチャンスをしっかり活かし、自分に合った職場かどうかを見極めましょう。

面接官の態度

まずは面接官の態度をチェックしましょう。

失礼な質問をされたり、あまりにも冷たい対応をされた場合、その職場の雰囲気や人間関係に問題があるかもしれません。

また、面接には一緒に働く管理栄養士が参加していることも多いです。自分の上司になる可能性があるため、その人の対応や態度もしっかり観察しておきましょう。

職場を見学させてもらおう

面接後、可能であれば職場見学をさせてもらうことをおすすめします。職場を実際に見学することで、職場の環境や雰囲気を直接知ることができるからです。

管理栄養士の面接では、厨房内や実際に働いている栄養士の職場を見学させてもらえることがよくあります。

昼食の準備など忙しい時間帯を避ければ、見学を断られることは少ないでしょう。急にお願いするのではなく、事前に見学させてほしい旨を伝えておくとスムーズに進みます。

ちなみに、面接前に施設見学をするのはあまりおすすめしません。2回に分けての訪問は、手間がかかるため、良い印象を与えないことがあります。面接と同時に見学をさせてもらう方がスムーズです。

整理整頓ができているか

職場を見学させてもらった際には、まず整理整頓がしっかりとされているか確認しましょう。

管理栄養士の職場では、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が基本です。

これが守られていない職場には、業務の効率や管理体制に何かしらの問題がある可能性があるため、注意が必要です。

調理現場はきれいか

職場見学の際には、調理現場の清潔さもしっかり確認しておきましょう。

  • 清掃がきちんと行き届いているか
  • 長期間放置された汚れがないか
  • カビが生えていないか

調理現場が清潔であることは、管理がしっかり行き届いている証拠です。

設備の状況

職場見学の際には、調理現場の設備状況も確認しておきましょう。調理現場は、設備が整っているかいないかで仕事量・作業効率が大きく変わってきます。

例えば、古くて今にも壊れそうな調理機器が使われている場合、業務に必要な設備がなかなか整えてもらえない職場の可能性があります。こういった職場では、アナログな作業が多く、業務が非効率になっていることもしばしばです。

実際、管理栄養士の職場では、今なお1つ1つ手書きで業務を行っているケースもあります。

設備の整備状況は、作業効率や残業時間、労働時間にも大きな影響を与えるため、しっかり確認しておくことが重要です。

管理栄養士の対応や関係性

職場見学の際には、管理栄養士がいれば挨拶をするなどして、職場の雰囲気をうかがっておきましょう。

もし見学者に対して冷たい態度が見受けられる場合、入社後も人間関係で苦労するかもしれません。残念ながら、管理栄養士の職場では人間関係の悩みが多く見られます。

そのため、入社前に職場の雰囲気をチェックできるなら、確認しておくことをおすすめします。

キャロット

管理栄養士同士の関係性や上下関係などにも注目しておきましょう。

まとめ:良い求人を探すには転職エージェントがおすすめ

この記事では、管理栄養士の良い求人の選び方について解説しました。

要点をまとめると、以下の通りです。

  • 求人票の情報が詳細である場合、良い職場の可能性が高い
  • キャリアアドバイザーがすすめる求人は信頼できる
  • 長期間求人が掲載されている場合は注意が必要
  • 仕事内容が多すぎる求人も要注意
  • 良い求人を見つける前に、自分の希望を明確にすることが大切
  • 面接時は職場を見極める最大のチャンス

転職は今後の人生に大きな影響を与える重要な決断です。後悔しないためにも、この記事で紹介したポイントを参考にし、慎重に選びましょう。

良い求人を効率的に見つけるためには、転職エージェントを利用するのが確実で効果的です。まだ登録していない方は、ぜひこの機会に登録してみてください。

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