・管理栄養士を辞めたいのに辞めれない
・会社が認めてくれず辞めさせてもらえない
こういった悩みを抱えていませんか?
管理栄養士として働いており、退職を伝えても辞めさせてもらえないことって少なくありません。
実は私も辞めたいと思ったのに辞められず、3回目の退職の申し出でようやく辞められたという経験があります。今振り返ると、辞めたいと思ったときの自分の行動の仕方も良くなかったと感じます。
そこでこの記事では、管理栄養士で辞めたいのに辞められない時の理由や対処法について解説します。
この記事を読めば、辞めるための手順や方法を知ることができます。
今すぐにでも辞めたくて悩んでいる人は最後まで見てください。
管理栄養士が辞めさせてもらえない理由
管理栄養士を辞めさせてもらえない理由は以下のような理由があります。
- 代わりを見つけないといけない
- 引継ぎをしないと辞められない
- 人手不足で辞められない
- うやむやにされる
代わりを見つけないといけない
辞めたいです
と伝えると、
代わりを見つけてからにして
と言われることがあります。とくに管理栄養士の職場では、こうした対応が多いです。他の職種で同じように言われることってあるのでしょうか?管理栄養士特有な気がしますよね。
管理栄養士の職場では厨房業務が多く、1人欠けると食事の提供に影響が出る可能性が高い。そのため「代わりを見つけて」という話になることも多いのです。(これに応じる義務はありません)
引継ぎをしないと辞められない
「引継ぎをしないと辞められない」と言われることは一見当たり前のように聞こえますが、この場合の引継ぎ相手は現在の従業員ではなく、まだ採用されていない新人です。
新人が入社するのを待ち、その新人に対して業務を引き継ぎ、十分に仕事ができるようになるまで辞められない、ということがあります。
実は私も、辞めたいと申し出た際にこのように言われた経験があります。
求人を出して採用し、新人が入社する。そしてその新人に業務を教えて、独り立ちできるようになるまで、早くても6カ月以上はかかります。また新人がいつ入社してくるかも定かではありません。
辞めることのハードルがどれだけ高いのか、唖然としたのを覚えていますし、「そこまでする必要が本当にあるの?」と辞めたい気持ちの上にさらに不信感が募りました。
人手不足で辞められない
「辞めたい」と伝えても、「今は人手不足だから無理」と言われることがよくあります。とくに管理栄養士の職場では、慢性的な人手不足が大きな問題となっています。辞めたいと思っていても、人手が足りないために引き留められるケースが少なくありません。
現場では栄養管理や厨房業務など、多岐にわたる業務があり、1人が抜けると業務が回らなくなることがあります。新人を採用したとしても、その準備と教育には時間がかかり、すぐに辞められる状況にはなりません。このような状況は大きなストレスを抱えながら働くこととなります。
しかし、こうした人手不足の問題は、個々の管理栄養士の責任ではなく、組織全体の課題です。それにもかかわらず、辞めることが困難になる現実には、多くの人が理不尽さを感じます。
うやむやにされる
「辞めたい」と意思を示しても、具体的な対応がなされず、いつの間にか話がうやむやにされてしまうことがあります。管理栄養士の職場では、このような対応が珍しくありません。
上司に相談しても「今は忙しいから」「もう少し考えてみて」といった曖昧な返事をされ、結局、辞める話が進まないまま時間が経ってしまうことがあります。
このような状況では、退職の意思が軽んじられているように感じることも多く、職場に対する不満やストレスが蓄積しがちです。また、組織全体で具体的な解決策が示されないまま、辞めたいという気持ちが無視されることも少なくありません。
本来であれば、辞めたいという意思は尊重されるべきですが、こうしたうやむやな対応が続くと、結局は自分の意思が押し通せない状況に追い込まれてしまいます。
辞めたいときは辞める権利がある
退職の権利がある
「辞めたい」と会社に伝えても、さまざまな理由で引き留められたり、辞めることを認めてもらえなかったりすることがあります。しかし、どのような状況であれ、労働者には法的に認められた退職の権利があります。
日本の労働基準法では、正当な手続きを踏めば、原則として2週間前に通知することで退職することが可能です。
(参照:第5章 仕事を辞めるとき、辞めさせられるとき|厚生労働省)
労働者は誰もが自由に働く場所を選ぶ権利があり、退職の意思を無視するような対応は法律に反します。退職は個人の決定であり、会社がそれを妨げることはできないのです。
適切な手順での退職手続き
退職は以下の手順で行いましょう。
- 退職の意志を上司に伝える
- 退職届を提出する
- 引継ぎをする
退職届をきちんと提出することが重要です。
退職届は確定した意思を伝えるものとして効果的です。
労働基準監督署への相談
もし退職の意思を伝えたにもかかわらず、会社がそれを拒否したり先延ばしにしたりする場合、労働基準監督署などの公的な機関に相談することも一つの方法です。
退職は労働者の正当な権利であることを忘れず、自分の未来のために行動することが大切です。
辞めたいときにやること
辞めたいときに早めにやっておいた方がよいことがあります。
転職先を見つける
退職を考えているとき、スムーズに辞めるためには転職先を見つけておくことが非常に重要です。辞めたいという意思を伝える際、次の職場が決まっていれば、上司や会社側も受け入れざるを得ず、引き留められにくくなることが多いです。
次の職場を探す際は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは、自分の希望に合った職場を紹介してくれるだけでなく、会社の内部事情や職場の雰囲気を事前に教えてくれることも多いため、ブラック企業や働きづらい職場を避ける手助けをしてくれます。
さらに、面接の準備や給与交渉など、転職活動全般をサポートしてくれるので、忙しい管理栄養士でも効率的に転職活動を進めることができます。
エージェントを通して紹介される求人は、一般公開されていない非公開求人も多く、より良い条件の職場に出会える可能性も広がります。
退職代行も検討する
退職を考えているとき、退職代行を検討することも一つの手段です。とくに、会社から辞めさせてもらえない場合や引き留められることが多い職場では、退職の意思を自分で伝えることがストレスとなることがあります。
退職代行を利用すると、専門のスタッフがあなたに代わって会社との交渉を行ってくれます。これにより、感情的な対立を避けることができ、スムーズに退職手続きを進めることができます。
とくに、ブラック企業や人手不足の職場で引き留められ、辞めることが難しいと感じている方には、有効な選択肢となります。
また、退職代行サービスは、退職手続きに必要な書類の準備や、退職日の日程調整などもサポートしてくれるため、忙しい管理栄養士でも安心して利用できます。
退職の権利は労働者に与えられた重要なものですので、自分の未来のためにも、必要な手段を講じることをためらわないでください。管理栄養士にオススメの退職代行5選!【失敗しない選び方を伝授】
管理栄養士を辞めた人の意見
入って1ヶ月で辞めたいと思い、2ヶ月から求人を探したりしていました(^_^;)
— フリー管理栄養士えび@二児のママ (@hMtYyRN0F2MG4xB) June 5, 2023
辞めたいと伝えても辞めさせてくれないこともあるので、早めに行動して損はありません。私は結果半年で辞められましたが、辞めて本当に良かったと思っています😁✨
本当にブラック環境だったら3年待たずに絶対転職しようね…。
— ☺︎ちゃい管理栄養士 (@eiyooochai) April 17, 2023
私は前職いやいや2年いたけど、最後の方体調くずすぎりぎりだったから1年半で辞めても良かったなって思ってるよ…。
まとめ:辞めさせてもらえない会社ほどやめた方が良い
この記事では、管理栄養士で辞めたいのに辞められない時の理由や対処法について解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 管理栄養士は現場の環境により辞めさせてもらえないことが多々ある
- 誰もが労働基準法で退職の権利がある
- 先に転職先を見つけておくことも有効
- どうしても辞めれそうにない場合は退職代行も検討する
辞めさせてもらえない会社ほど、ブラック気質があるので早めに辞めた方が良いです。
誰もが仕事を自由に選択する権利を持っています。
どうしても辞められそうにない場合は、労働基準監督署への相談や、退職代行の利用も検討しましょう。
管理栄養士にオススメの退職代行5選!【失敗しない選び方を伝授】