【未経験でも管理栄養士に転職できる？】職場別の注意点を解説！

こういった悩みをかかえていませんか？

管理栄養士の資格を持っているけど、現在まったく関係のない仕事についている人も多いと思います。
でもせっかく資格をとったから「一度は管理栄養士の仕事にも挑戦してみたい」と思うこともありますよね。

この記事では、未経験の人が管理栄養士に転職するときの注意点などを解説しています。

結論をいうと、未経験でも管理栄養士に転職できます！
安心して管理栄養士としてのキャリアをスタートさせたい方は最後まで見てください。

管理栄養士は未経験でも転職できる５つの理由

未経験でも管理栄養士として転職できます。

理由は以下の5つです！

管理栄養士の資格を持っているから

管理栄養士の資格は、栄養に関する専門知識をもっていることを証明するものです。

経験の有無によって資格の価値は変わりません。
そのため自信を持って管理栄養士として転職活動を始めて大丈夫です！

未経験可の求人はたくさんあるから

管理栄養士の求人の中には、未経験可の求人もたくさんあります。
求人を実際に見ると分かりますが、実は実務経験が必須の求人は意外と少ないです。

管理栄養士の資格は必須ですが、経験はあれば尚良い、と記載されているものがほとんどです。
「経験があれば尚良い」は、経験がなくても大丈夫です。

実務経験がなくてもチャレンジできます。

実際に未経験で転職している人がいる

実際に未経験から管理栄養士に転職している人はいます。

もちろん、経験者よりは学ぶことが多く、はじめは大変だと思います。

でもやる気があれば問題ありません。

人物重視の職場が多い

管理栄養士の職場は、人物重視の職場も多いです。
実際に私が採用担当をしていたときも、経験や職歴よりも、人柄の方を重視していました。
一緒に働く人なので、経験豊富な高飛車の人よりも、未経験の謙虚な人の方が好印象です。

ここだけの話、経験が多い方は自信を持っているのでプライドが高く、自分のやり方で仕事をしようとしてしまう人が多いです。その反対に未経験の方は、初めてのことが多いので、吸収が早く、教えた通りの仕事をしてくれる人が多いです。実はそれは教える側にとってすごく有難いことです。


未経験であることは、必ずしも不利ではありません。

管理栄養士の必要性も高まっているから

日本は超高齢化社会です。
また生活習慣病にかかる人も増えており、管理栄養士の需要は高まっています。

実際にR6年の診療報酬改定でも、管理栄養士の病棟配置が重要視されるようになっています。
今後、管理栄養士を増員しようとしている職場もあるので、未経験の管理栄養士でも就職しやすくなっています。

未経験の管理栄養士の転職先

未経験の管理栄養士さんが転職しやすい職場をピックアップしました。

どこに転職するかによって、行う仕事内容が違います。

委託給食会社

未経験の管理栄養士が転職しやすい職場は、一番に委託給食会社です。

献立作成・食材発注をする上で、大事になるのがコスト管理です。

料理に関する知識や技術も必要ですが、食材費・人件費・経費などのコスト管理の勉強も合わせてしておくことをおすすめします。

委託給食会社は、ここ最近の人材不足の影響をもろに受けており、常に人数が足りていない状態です。
そのため、未経験の方でも就職しやすい職場になっています。

しかし、多忙な会社も多いので注意も必要です。
委託給食会社のなかでもセントラルキッチンを私はおすすめしています。
詳細を知りたい方はこちら ＞＞ 管理栄養の転職先で病院給食のセントラルキッチンがおすすめな理由

高齢者・福祉施設

未経験で福祉施設に転職する管理栄養士も多いです。

高齢の方が多いので、柔らかさ、飲み込みやすさ、食べやすさを重視した食事が必要となります。
個人の嚥下レベルに合わせた食事の提案ができる知識が必要になってくるので、嚥下・食形態の勉強をしておくと良いです。

また、健康状態をスクリーニングする方法などについても学んでおきましょう。

保育園・こども園

未経験で保育園に転職することもあります。

保育園では、成長期の子どもたちの食育や給食管理を行っています。

園児はアレルギーをもっている子も多いです。
大人と比べて園児のアレルギーは、命に係わる危険性が高いので、アレルギー代替え食についての勉強が必要です。
離乳食・幼児食などの年齢別の食事についても学んでおきましょう。

中には、調理員を雇っていない保育園もあります。
栄養士だけで献立作成から調理、片付けまで全ての業務を行う必要がある園もあるので、未経験の方は注意が必要です。
実際に私の友人に、保育園に勤めていた人が何人かいますが、そういった園は多いです。

こういった話はよく聞きます。
そのため、転職先に考えている保育園の情報をしっかり調べることはとても大事です！

病院

未経験の方でも病院に転職しています。

病院では、患者さんの状態に合わせた栄養指導や治療食の管理を担当します。

栄養指導の機会が多いので、疾患ごとの食事療法についてしっかり勉強しておいた方が良いです。
診療科によって必要な食事療法が変わるので、転職先の診療科をしっかり把握しておきましょう。
（例：循環器内科なら心臓病の食事療法が必要、など）

また、栄養状態の評価方法や栄養管理計画書の作成方法についても学んでおきたいです。

未経験の方は、教育体制がしっかりしている病院を選ぶことをおすすめします。
病院業務は人の命にかかわるので、時々の判断には経験が必要になってくる場合も多いです。
人数が少なく教育体制が整っていない病院に転職してしまうと、相談できず悩むことも多くなってしまいます。

未経験の管理栄養士は一人職場に注意

未経験の管理栄養士が転職する際、注意が必要な職場環境があります。
特に気をつけたいのは、一人職場やとんでもない人の手不足の環境です。

一人職場では、相談できる先輩がいないため、未経験だと判断がつかないことがあります。
また、人手不足の職場では、未経験者にも即戦力としての活躍が期待されることが多く、十分な研修期間が確保できないこともあります。

こういった職場にあたってしまうと、せっかく管理栄養士として転職したことを後悔してしまうことにもなりかねません。

これらのリスクを回避するためにも、未経験者はとくに転職エージェントを利用することが効果的です。
エージェントは実際に職場の雰囲気や内部事情などを知っていることも多いため、自分では得ることができない情報を知ることができ、未経験者に適した求人を紹介してくれます。

転職活動の成功ポイントは自己分析

未経験から管理栄養士の転職を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。

転職・志望理由をしっかり考えておく

まずは、転職や志望理由をしっかりと考え、明確にすることが大切です。

その際に、下の3つは必ず答えられるようにしておきましょう。

• なぜ今までは管理栄養士として働いていなかったのか
• なぜ管理栄養士として働きたいと思ったのか
• 今までの経験をどう活かすことができるか

恐らく面接で聞かれます。
とくに「なぜ今までは管理栄養士として働いていなかったのか」はよく考えましょう。
答えによっては「本当はやる気がないのでは？」と判断されることにもなりかねないからです。

納得できる返答ができるかどうかで、未経験でも管理栄養士として仕事を任せられるかが判断されることになるでしょう。

今までの経験で活かせることをアピールする

今まで管理栄養士としてまったく違う職業だったとしても、コミュニケーション能力や問題解決能力など、活かせるスキルは多くあります。
自分が今までにどんなことをやっていて、それがどう活かせるかを具体的なエピソードを含めて伝えましょう。

自分の強みを伝えられるかが大事です。

熱意を伝える

未経験の方は、とくに仕事への熱意を伝えることはとても重要です。
逆に未経験でやる気のない人は、正直、転職はきびしいです。

経験がないことは、ただでさえ他の候補者よりも不利になる可能性があります。
しかしやる気があるかないかは、経験がなくてもアピールすることができます。

やる気だけは負けないことを全面にアピールしましょう。

実際に私が採用担当していたときも、経験豊富だけどやる気がない人、未経験だけどやる気がある人、だと後者を選んでいました。
未経験でもやる気がある人は、素直に一生懸命仕事をしてくれる人が多いので、一緒に働きやすいです。

まとめ：未経験の転職先は慎重に選ぼう

未経験の人でも管理栄養士へ転職できます！
なぜなら、

自信を持ってください！

転職を成功させるには、自分の強みを理解し、自分に合った適切な転職先を選ぶことが大切です。
とくに未経験者は、教育体制や求められるスキルについての情報を得て転職先を決めたいです。

そのために、専門的な転職サポートを利用することが効果的です。
栄養士に特化した転職エージェントは、管理栄養士の求人市場に精通しており、あなたのスキルや希望に合った求人を紹介してくれます。

まずは転職サイトに登録して、求人をチェックしておきましょう。